【Iron Fist 23】離島奪還を想定した日米共同訓練を徳之島と喜界島で実施!【報道公開】
南西諸島の防衛体制が強化される中、陸上自衛隊は2023年3月3日、離島防衛を想定して米海兵隊と実施中の共同訓練「アイアンフィスト」のうち、鹿児島県の徳之島と喜界島で、水陸両用部隊と空挺部隊が連携した着上陸訓練と空挺降下訓練を公開した。
共同訓練は米国で行われてきたが、今回は初めて国内で開催。徳之島沖には海上自衛隊と米海軍の艦艇が展開し、最初に陸自水陸機動団の偵察ボートが万田海岸の砂浜に上陸した後、米側のボートや陸自の水陸両用車も次々に上陸した。
日米双方のエアクッション型揚陸艇(LCAC)計4艇も水しぶきを上げて陸上に接近。上空では、日米の輸送機オスプレイ計3機が旋回を繰り返した。
喜界島には航空自衛隊と米空軍の輸送機計3機が飛来し、陸自第1空挺団の約100人が高度約330メートルの機上から、パラシュートでサトウキビ畑内の目標地点に向けて降下した。
徳之島での記者会見で、水陸機動団長の梨木信吾陸将補は「島しょ部で運用に直結する訓練ができ、非常に意義があった」と述べた。
また、徳之島の約100キロ沖に停泊して訓練に参加している米強襲揚陸艦「アメリカ」の艦内も公開された。南西地域などの防衛の最前線を担う最新鋭ステルス戦闘機F35Bが艦内に収容され、隊員が整備に当たっていた。ジョン・ハッシュ軍曹は「短い甲板上でも離着陸できる素晴らしい戦闘機だ」と話した。
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