【中露爆撃機】日本周辺共同飛行に松野官房長官「重大な懸念」伝達!22年度5回目
松野博一官房長官は2022年12月1日午前の記者会見で、中国とロシアの爆撃機が11月30日に日本周辺で共同飛行を実施したことについて「わが国に対する示威行動を明確に意図したものであり、安全保障上、重大な懸念と考えている」と述べた。政府は、中露両国に対し外交ルートを通じ、重大な懸念を伝達した。
中露両国は近年、日本周辺で航空機や艦艇の共同行動を繰り返している。今回の共同飛行に関しロシア側は、中国機がロシア国内の飛行場に、ロシア機が中国国内の飛行場にそれぞれ初めて着陸したと発表している。
松野氏は「中国軍とロシア軍が軍事的な連携を強化する動きもみられる」と指摘した。その上で「引き続き両国の連携強化の動向については懸念を持って注視するとともに、わが国の領土、領海、領空を断固として守るため、対応に万全を期していく」と強調した。
防衛省によりますと、11月30日午後、中国の爆撃機「H-6」2機とロシアの爆撃機「TU-95」2機が、日本海から東シナ海、さらに太平洋にかけて長距離にわたる共同飛行を実施したということです。
いずれも領空侵犯はなかったということですが、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進を行い対応しました。
ロシアは、中国機とロシア機がそれぞれ相互の国内の飛行場に着陸したと発表していて、防衛省は「我が国への示威行動を明確に意図したものと考えている」としています。
中ロによる共同飛行は今年の5月以来5回目で、政府は両国に対し、外交ルートを通じて安全保障上の重大な懸念を伝達しています。
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