【北朝鮮】核実験準備を完了!挑発行為に出る可能性【官房副長官】
韓国の尹錫悦大統領は2022年10月25日、国会の施政方針演説で、北朝鮮が7回目の核実験の準備をすでに終えていると判断していると述べた。その上で、ミサイル発射を続ける北朝鮮に対抗するため、「米韓の連合防衛態勢と韓米日の安保協力を通じ、圧倒的な力による抑止力を強化する」と強調した。
北朝鮮は9月末から、日本上空を通過する中距離弾道ミサイルや、短距離弾道ミサイルを相次いで発射。韓国との軍事境界線付近でも数百発もの砲撃を繰り返している。
尹氏の発言には、北朝鮮による核実験実施の可能性に言及することで北朝鮮に自制をうながす狙いがありそうだ。尹氏は「北朝鮮は最近、類を見ない頻度で、弾道ミサイル発射をはじめとする挑発を続けている。これは国際社会に対する面と向かった挑戦だ。核の先制使用も表明している」とも述べ、北朝鮮を強くけん制した。
一方、尹氏は北朝鮮が非核化の決断をし、対話に応じた場合は、大規模な食糧支援やインフラ支援などを段階的に進める「大胆な構想」に基づいて対応すると改めて表明した。
北朝鮮は2018年5月に坑道を爆破した北東部豊渓里(プンゲリ)の核実験場で、今年3月ごろから坑道の復旧を始め、5月ごろに、核実験の準備を終えたとみられている。
磯崎仁彦官房副長官は25日午後の会見で、北朝鮮が核実験を含めたさらなる挑発行為に出る可能性があるとの見解を示した。
共同通信などによると、韓国の尹錫悦大統領は25日、国会演説で、北朝鮮が7回目の核実験の準備を終えているとの認識を示した。磯崎副長官は演説内容を把握しているとし、北朝鮮の軍事動向については「必要に応じ情報収集・分析を行っている。核実験の実施を含めたさらなる挑発行為に出る可能性があると考えている」と述べた。
その上で「北朝鮮による核・ミサイル開発はわが国及び国際社会の平和と安全を脅かすもので断じて容認できない」と指摘。今後も情報収集に全力を挙げ、北朝鮮の非核化に向け日米および日米韓で「緊密に連携していく」と述べた。
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