【台風一過】海上自衛隊基地の桟橋、風速50mの暴風で係留していた船ごと4km流される【佐伯基地分遣隊】
台風14号の影響で2022年9月19日未明、大分県佐伯市の海上自衛隊の基地にある長さおよそ80メートルの桟橋が係留していた2隻の船と共に流されました。
4キロほど離れた工場の岸壁で見つかっています。
「海に浮かんでいる海上自衛隊の2隻の係留船。台風14号の影響でここから4キロ離れた基地から桟橋ごと漂流してきたということです」
海上自衛隊によりますと、流されたのは佐伯基地分遣隊に設置されていた桟橋と2隻の作業船です。発生したのは台風14号の暴風域に入っていた19日午前1時50分ごろでした。
こちらは基地を捉えた航空写真。
以前は桟橋があるのが確認出来ます。
しかし20日、空から基地を撮影したところ完全になくなっていました。
桟橋はどこに行ったかというと…。
見つかったのはおよそ4キロ離れた市内の工場の岸壁でした。
流された桟橋はコンクリート製で長さおよそ80メートル、重さは1000トン以上あります。2隻の船は桟橋にワイヤーなどで固定されていますが調査の結果、桟橋を岸壁に固定する4本の金属製の柱が全て折れていたということです。
船からの油の流出などは確認されていません。
自衛隊が準備が整い次第、船で引っ張って回収することにしています。
海上自衛隊佐伯基地分遣隊の外村洋隊長は「国民の皆様にご心配とご迷惑をおかけし誠に申し訳ない。原因の究明及び再発防止に努めてまいります」とコメントしています。
続きは動画の中で・・・