【バイデン語録】ロシアに「Don’t」核兵器を使用しないよう要請!またしても「台湾を中国から守る」と発言
バイデン米大統領は、ロシアのプーチン大統領に対し、ウクライナ戦況の劣勢を受けて戦術核や化学兵器を使用しないよう促した。18日放送のCBSニュースのインタビューで述べた。
ウクライナ軍は東部で反攻を本格化し、ロシア軍が占領した地域を解放している。
プーチン氏は、自国軍にさらなる圧力がかかった場合、より強力に対応すると警告しており、小型核兵器や化学兵器の使用に踏み切る可能性もあるとの懸念が高まっている。
バイデン氏は、もしプーチン氏がそのような兵器の使用を考えていたら何と言うかと聞かれ、「やめて欲しい(Don’t)」と繰り返し述べ「そんなことになれば第二次世界大戦以降のいかなるものとも異なる戦争の様相を変えることになる」と述べた。
米国の対応は「結果的」なものになると述べたが、詳細には踏み込まなかった。「(ロシアは)これまで以上に世界で疎まれる存在になるだろう」とし「彼らが何をするのかによって、どのような対応をとるのかが決まるだろう」と語った。
一方、台湾問題では、ジョー・バイデン米大統領が再び、中国が台湾侵攻した場合、米軍が台湾を守ると明言したことが注目されている。歴代米政権は「台湾有事」への米国の対応に明言を避ける「戦略的曖昧さ」を維持してきたが、バイデン氏は何度も台湾防衛の決意を示してきた。来月16日の中国共産党大会を前にした発言には、明確な狙いがありそうだ。
「前例のない攻撃が行われたなら、イエスだ」
バイデン氏は18日に放映された米CBSテレビのインタビューで、「台湾を防衛するかどうか」を問われ、こう回答した。
ただ、中国の原則に留意してきた「一つの中国」政策に変わりはなく、「米国は台湾の独立を促していない」とも強調した。
バイデン氏は5月の訪日時にも、台湾有事の際には軍事介入する「義務がある」と述べるなど、これまで3回、曖昧戦略の転換を示唆する発言を繰り返してきた。
CBSによると、インタビュー終了後、米当局者が「米国の政策に変更はない」と説明したという。米高官は以前も〝火消し〟に回ってきた。
秋の中国共産党大会では、「台湾統一」を核心的利益を明言する習近平国家主席の「3選」が確実視されている。新たな任期中(~2027年)、米大統領選と台湾総統選が重なり、「権力の空白」が懸念される24年ごろが、「日本有事」に直結する「台湾有事」が勃発しかねないと警戒されている。
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