【イージス・アショア代替艦】仕様決定2027年就役へ!基準排水量約2万トンの巨艦へ
防衛省は2022年8月31日、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」を代替するイージス・システム搭載艦を2027年度末に1隻就役させ、28年度末にもう1隻を就役させると発表した。24年度に建造を始める計画で、同日決定の23年度予算の概算要求に、設計費など関連予算を事前に金額を示さない「事項要求」として盛り込んだ。
搭載艦は秋田、山口両県への配備を断念したイージス・アショアの代替として20年12月、2隻を新造することが決まった。防衛省によると基準排水量は約2万トン、全長210メートル以下、全幅40メートル以下で、自衛隊の艦艇で最大規模となる見通し。大型化して洋上での揺れを減らし、長期間にわたって迎撃態勢をとれるようにするという。
乗員は各約110人で、船室は個室を基本とする予定。従来のミサイル防衛では対応が難しいとされる「極超音速滑空兵器」の迎撃能力の付与も視野に入れる。
同省は23年度予算の概算要求に、過去最大となる5兆5947億円を計上した。事項要求にはほかに、相手国のミサイル発射拠点などを破壊するための「反撃能力」(敵基地攻撃能力)の保有を視野に入れた長射程ミサイルの部隊配備の加速など多数の事業を盛り込んでおり、年末の予算編成時にはさらに金額が大きくなる可能性がある。
続きは動画の中で・・・