【ケジメは無いのか】岸田政権、国際観艦式に“レーダー照射”した韓国を招待【自民党内でも批判】
岸田文雄政権の外交姿勢にまた懸念が浮上している。今年11月に海上自衛隊が開く国際観艦式に韓国軍を招待したのだ。3年前の前回観艦式は、自衛隊機への危険極まる火器管制レーダー照射事件などを踏まえて招待を見送ったが、ケジメも付けず、なし崩しにするのか。自民党内では批判の声が噴出している。
「韓国が尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権になった後の6月に招待が決まったようだが、問題がある。ロシアを招待せず、韓国を招待した判断基準は何か。日本国民に説明がない。新政権に代わっても、すべてがバラ色になるという妄想は捨てた方がいい」
自民党の佐藤正久外交部会長は24日朝、夕刊フジの取材にこう語った。
国際観艦式は、西太平洋海軍シンポジウムに合わせて開催する。日本が観艦式に韓国を招くのは7年ぶりとなる。
松野博一官房長官は23日の記者会見で、「ロシア以外の全加盟国を招待している」「日韓関係における現状を考え、総合的に判断した」と説明したが、レーダー照射事件は軽い問題ではない。
「反日」暴挙が相次いだ文在寅(ムン・ジェイン)政権時代の2018年12月、韓国海軍の駆逐艦が、日本の排他的経済水域(EEZ)で、海自のP1哨戒機に火器管制レーダーを照射してきた。「ロックオン」と受け取れる極めて危険な行為であり、日本側は強く抗議したが、韓国側は事実を認めず、逆に謝罪を要求してきた。
この件では、韓国・中央日報が18日、文前政権が、自衛隊機などに追跡レーダーを照射するなど積極的に対応するよう、軍当局に指示する指針をつくっていたと報じた。同紙は「事実上の交戦指針」と見出しを付けた。
岸田外交の違和感は、これだけではない。
中国が今月初め、日本のEEZに弾道ミサイル5発を撃ち込んできたのに、「政界屈指の親中派」である林芳正外相は日経新聞のインタビューで、「(日中首脳会談などを)具体的に検討する」と表明したのだ。
岸田政権は、中韓の暴挙に目をつぶり、棚上げにするのか。
前出の佐藤氏は「事実に基づき、冷徹に判断することが重要だ。自衛官の命を危険にさらしたレーダー照射事件、さらに旭日旗を侮辱した問題もある。これらは大きなトゲだ。特に、レーダー照射事件については共同検証と、韓国の謝罪と再発防止の約束は不可欠だろう」と話した。
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