【夜の軍事パレード】北が平壌で深夜に実施!「核戦力の使命は戦争抑止ともう一つある」
北朝鮮の朝鮮中央通信は2022年4月26日、故金日成主席が抗日遊撃隊を結成したとする「朝鮮人民革命軍創建90年」の記念日の25日夜に平壌の金日成広場で軍事パレードが行われたと報じた。金正恩朝鮮労働党総書記が演説し、「わが国が保有する核戦力を最大の急速度で強化・発展させるための措置を取っていく」と表明した。
金氏は「核戦力の使命は戦争抑止にある」としつつも「いかなる勢力であれ、わが国の根本利益を侵奪しようとすれば、われわれの核戦力は別の使命を決行せざるを得ない」と強調。状況次第で核兵器使用をためらわない姿勢を示した。
ロシアのウクライナ侵攻などで米欧と中露の対立が深まり、国際社会の足並みが乱れる中、核開発で一層踏み込んだ立場を鮮明にし、米韓などに揺さぶりを掛けた形だ。日米韓は、北朝鮮が新たな弾道ミサイル発射や核実験に踏み出す可能性を警戒している。
パレードには、北朝鮮が3月24日に発射に成功したと主張する新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」や潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、「極超音速ミサイル」とするミサイルなど、新型兵器を多数登場させた。
金氏は演説で「核戦力はいつでもその使命と抑止力を稼働させられるよう徹底して準備されている必要がある」とも強調した。
朝鮮人民軍の正規軍によるパレードは昨年1月に党大会を記念して挙行されて以来、約1年3カ月ぶり。
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