【防大卒業式】岸田首相「東アジアの現状変更許さず、戦後最大の危機」卒業式で訓示【任官拒否72名】
岸田文雄首相は2022年3月27日、防衛大学校(神奈川県横須賀市)の卒業式に出席し、自衛隊の最高指揮官として卒業生約480人に訓示した。首相は、ロシアによるウクライナ侵攻に言及し、「国際秩序の根幹が脅かされている。事態の展開次第では、世界とわが国が戦後最大の危機を迎える」と強調。「力による一方的な現状変更をインド太平洋、とりわけ東アジアで決して許してはならない」と訴えた。
首相は中国について「東シナ海、南シナ海で一方的な現状変更の試みを止めることなく、むしろ深刻化させている」と指摘。北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイル発射に関しては「わが国を取り巻く安保環境は格段に厳しさを増している」との認識を示した。
こうした現状を踏まえ首相は、年末までに改定する国家安全保障戦略(NSS)などの「戦略3文書」の検討を加速すると表明。「わが国の領土、領海、領空、国民の生命と財産を断固として守り抜くために、あらゆる選択肢を排除せずに検討し、防衛力を抜本的に強化する」と強調した。
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