【日米オスプレイ】初の共同訓練!島嶼奪還を想定し一連の手順を確認【東富士演習場】
陸上自衛隊は15日、水陸機動団と第31米海兵機動展開隊(31MEU)の共同訓練を東富士演習場(静岡県御殿場市など)で報道公開した。千葉県の木更津駐屯地に暫定配備中の輸送機V22オスプレイ1機が初めて参加。米海兵隊MV22とともに、占領された島嶼(とうしょ)部奪還を想定した訓練で隊員を次々輸送し、一連の手順を確認した。
今回の水陸両用作戦では占領された離島へ上陸後、機動性の高いオスプレイで後続部隊を送り込む「へリボン作戦」を実施。陸自のV22が空き地に着地すると十数人が直ちに小銃を構えて周囲の安全を確保。続いて海兵隊のMV22が1機ずつ2機着地し、隊員を降ろすと轟音(ごうおん)をあげて飛び立っていった。
共同訓練は25日まで、日米両部隊による火器や水陸両用車(AAV7)を用いた火力演習が行われ、米軍のF35Bも参加する。
V22について第1水陸機動連隊長の開雅史1等陸佐は記者団に「航続距離が長く速度が速いことがもたらす可能性を評価している。あらゆる場面で能力を達成できるようにしたい」と述べた。
回転翼、固定翼双方の特長を持つオスプレイは通常ヘリより最高速度が約2倍、航続距離も約3倍で、滑走路のない離島にも着陸できる。離島防衛を念頭に令和2年度から導入され、全17機を配備する予定になっている。
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