【続々到着】米国からウクライナへの安全保障支援、携帯対戦車ミサイル「ジャベリン」等
ブリンケン米国務長官は26日、ロシア軍の侵攻を受けているウクライナに対し、最大3億5000万ドル(約400億円)規模の緊急軍事支援を実施すると発表した。ブリンケン氏は声明で「ロシアの残忍で理由のない攻撃に対し、勇気と誇りを持って戦っているウクライナの防衛を支援する」と強調した。
国防総省高官によると、支援には小火器や弾薬のほか、対戦車ミサイル「ジャベリン」も含まれる。ジャベリンは、戦車の装甲を貫通する強力なミサイルを自動誘導する精密兵器だ。携行式で機動性が高く、ウクライナ軍にとってロシア軍の戦車部隊への応戦に不可欠となっている。米政府はこれまでもジャベリンをウクライナに提供してきた。
米政府は、ロシアがウクライナ南部クリミア半島を一方的に編入した2014年以来、ウクライナに対し軍事支援を強化してきた。21年の支援額は最大の6億5000万ドルに上った。ロシア軍がウクライナ国境周辺に大規模な部隊を集結させて緊張が高まった同年12月には、2億ドル規模の追加支援も実施している。
米国がウクライナに向けて送った安全保障支援の到着が続いていることがわかった。国防当局の幹部が28日に語った。
この幹部は支援の詳細を明らかにしなかったが、地上と空中での防衛能力を含む内容だと述べた。
先週末にこの幹部は、ウクライナ領空の制空権が争われる状況を踏まえ、米国は支援を供給する選択肢として地上の車両やルートを評価していると述べていた。
ロシアによるウクライナ侵攻前には、米国は対戦車ミサイル「ジャベリン」を送り込み、北大西洋条約機構(NATO)の同盟国からウクライナへの対空ミサイル「ストリンガー」の移送を承認していた。
この幹部によれば、ロシア軍はキエフ周辺の空港を確保しようとしてきたが、米国がウクライナに送り込む安全保障支援の阻止に向けた動きは確認されていないという。
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