【憲法改正】自衛隊の名称を「国防軍」とすべき!せめて一字だけ変えて「防衛隊」に!
中国の覇権主義的態度は日増しに強まり、北朝鮮は予測不能。「専守防衛」を旨とする日本は脅かされるばかりだが、昨秋の総選挙を受け、憲法改正の気運が高まったかに見える。では、肝心の自衛隊をどう活かすべきか。
このところ、我が国の周辺では看過できない事態が横行している。中国や北朝鮮の極超音速ミサイル発射実験、また中国船による尖閣諸島日本領海への侵入や中国が推し進める南沙諸島の軍事基地化、昨年10月には台湾の防空識別圏に中国軍機150機が侵入し、さらには中国とロシアの「連合艦隊」が日本列島を周航するなど、枚挙にいとまがない。巷では「津軽海峡、対馬海峡を封鎖せよ」といった声も聞こえるなど、穏やかならざる状況にある。
冷戦下における世界的な安全保障の最前線は、米国を中心とする北大西洋条約機構(NATO)と、ソ連を中心としたワルシャワ条約機構とが対峙するラインだった。ところがいまや、「最前線」は第1列島線に取って代わった。中国が統一を目論む台湾と、挑発を繰り返す尖閣諸島の周辺こそが、世界で最もキナ臭い地域と化している。
こうした情勢下、日本はいつまでも“まやかしの専守防衛”のままでよいのか、との不安は募るばかり。それでも多くの国民は、日米安保条約に基づき米軍が日本を守ってくれると信じ、一国平和主義にどっぷり浸かっているのが実情だ。
日本に敵が攻めて来た時、米軍が率先して迎撃、追っ払ってくれると思ったら大間違い。
専守防衛とは、攻撃しないで守りに徹することを意味し、つまり敵が上陸した時は“本土決戦”となりかねない。
「日米防衛協力のための指針」で、日本はいわば“盾”の役割。攻撃を担う“矛”は米国であり、従って日本の自衛隊は敵軍に撃たれっ放しとなる。もっとも、個別的自衛で武力行使は可能だが、それも国会の承認を得て、最高指揮官である総理大臣の防衛出動命令が出るのを待たねばならないのだ。
上陸した敵に撃たれながら、ひたすら総理大臣の防衛出動命令を待たねばならないとは酷い話である。
現在、防衛と不可分の関係にある外交を司る外務省といえば、はなはだ心許ない。何よりも昨夏の在アフガニスタン日本国大使館がよい例である。カブール陥落2日後の8月17日、大使館の職員12人全員が英軍輸送機に便乗してドバイへと退避した。連絡係もいないため外務省は現地の情報が収集できず、防衛省への輸送依頼も遅れた。約500人にのぼる大使館及びJICAなどのアフガン人職員とその家族らが置き去りにされ、27日になって救出されたのは日本人女性1人。この件では世界から「逃げ足の速い日本外交官」と揶揄されている。
そうした“苦境”にあっても自衛隊員は専守防衛、攻められても直ちに「血を流す反撃」ができないのは先述した通り。自衛隊の姿が世間で際立つのは、現在はもっぱら大規模災害時であるが、「災害自衛隊」と言われながらも、その存在を90%の国民が認めている。が、今もって認めたがらない化石のような人たちがいるのも事実である。
あるいはミサイルでも撃ち込まれない限り、国民は目覚めないのかもしれないが、それでは遅すぎる。おのおのが「平和のための国防意識」を持った上で、国には即応態勢の構築が望まれるところではないか。
自衛とは英語でセルフ・ディフェンス。つまり護身術のことで、自衛隊は護身術によってわが身を守る隊と解釈される。
軍隊は国家を守るためにあるのに、日本には自分の身を守るための軍隊があるのかと揶揄されているように国際的には全く通用しない。
ぜひ国防軍、せめて1文字だけでも変えて“防”衛隊としてほしいものである。
続きは動画の中で・・・