【F15から火花】航空ファンが気付き基地に電話し無事帰還…操縦士がワッペンをプレゼント!
英イングランド東部サフォークの王立空軍基地で、離陸したF15戦闘機から火花が出ていることに航空ファンの男性が気づいて連絡し、同機が引き返す出来事があった。男性のとっさの判断で操縦士の命が救われた可能性があり、操縦士からは感謝が伝えられた。
写真家で航空ファンのイアン・シンプソンさん(56)は生まれてからずっとイーストアングリア地方で暮らし、一帯にある王立空軍基地で航空機写真を撮影するのを趣味としている。
2021年7月13日午前、ロンドンの北東約110キロにあるレイクンヒース基地から飛び立つ戦闘機を見ていたところ、何かがおかしいことに気付いた。この基地は米空軍が運用しており、欧州の米空軍戦闘航空団で唯一F15を擁する「第48戦闘航空団」の拠点となっている。
シンプソンさんはCNNの取材に、「同機が離陸して私たちのところに来る直前に、後部から大量の炎と火花が出始めた」と振り返る。
シンプソンさんは以前、米ボーイングで航空交通管制手続きを設計する仕事をしていたことがあり、何らかの対応が取られるのか確認しようと、操縦士と基地の間の無線通信を聞いてみた。だが、驚いたことに誰も火花に気付いている様子はなかった。
同機が北海上空で給油する予定だと聞き、シンプソンさんは操縦士が機体の問題を把握していないことに気付いた。
「すぐに彼らがまったく事態を把握していないことに気付いた」とシンプソンさん。「そこでグーグルで電話番号を調べ、基地に電話した」
交換手は航空機運用センターに電話をつなぎ、同センターから管制や操縦士に連絡した。操縦士は機体に問題があることを僚機に確認してもらった後、無事基地に帰還した。
その1週間後、操縦士はシンプソンさんと面会して感謝の意を伝え、帽子や第48戦闘航空団のワッペンをプレゼントした。同戦闘航空団はシンプソンさんのとっさの判断を称賛している。
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