【総額1兆円?】代替イージス艦2隻と実射試験のコストに数百億円!防衛省が総経費を試算【本末転倒】
陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」に代えて、政府が導入予定の代替艦2隻の総コストが少なくとも9千億円近くと試算されていたことをめぐり、防衛省が、さらに数百億円規模のミサイル実射試験のコストがかかると試算していたことがわかった。
代替艦の総額がさらに膨らみ、1兆円に迫るのは必至だ。政府関係者によると、実射試験コストは、同省の防衛計画課が昨年11月にまとめた内部文書に「数百億円規模」と明記されていた。
実射試験は、迎撃性能を担保する重要で不可欠な工程で、模擬ミサイルなどを飛ばして迎撃できるかどうか実弾を使い確かめる。
これまで、イージス艦の導入の際には米ハワイの安全な海域で行われてきた。新型の迎撃ミサイルは1発数十億円とされ、模擬ミサイルの費用もかかることから、実射試験コストの規模が国会でも再三問われてきた。
しかし国会審議で防衛省は、実射試験コストについて「予断を持ってお答えすることは差し控える」として、試算を明らかにしていない。また、防衛省が昨年11月に与野党の国会議員に対し、代替艦のコスト試算を説明した書類には「実射試験に要する経費や人材育成関連経費は含んでいない」としていた。政府は12月、代替艦の導入方針を閣議決定した。
このうち30年間の維持整備費は4千億円近くになるとみているという。政府関係者が21日、明らかにした。政府は地上イージス導入推進時、30年間の総経費が4千億円超としていた。
30年間の維持整備費を含めたライフサイクルコストが大幅に膨らむ見通しになったことで、国民の理解を得られるかどうかが課題になる。
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