【米空軍】Fー15E戦闘機を爆撃機として運用するテスト開始!通常の2倍のミサイル搭載【PSR】
アメリカ空軍はF-15E戦闘機に通常の2倍以上の数の巡航ミサイルを搭載した。
この負荷実験は 「Project Strike Rodeo」 として知られる構想の一環だった。
自己防衛が可能な戦闘機を、爆撃機として使用するという考え方だ。
アメリカ空軍は、空対空ミサイルと長距離巡航ミサイルを大量に搭載した戦闘機を、戦闘空域にいても壊滅的なミサイル攻撃を行える爆撃機として使用する可能性を検討している。
フロリダ州のエグリン空軍基地の第85試験評価飛行隊は、F-15E ストライクイーグルに通常の2倍以上の5発のAGM-158(統合空対地長距離ミサイル:JASSM)を搭載した。これは、「Project Strike Rodeo(プロジェクト・ストライクロデオ)」と呼ばれる実証実験の一環として行われたものだと5月11日にアメリカ空軍の第53航空団が発表した。
「Project Strike Rodeo」 は、2021年1月に開催された兵器と戦術に関するカンファレンス「WEPTAC」で提起されたアイデアから始まった。会議では、戦闘機が爆撃機を激しい戦闘が行われている空域の発射地点まで護衛しなければならないというシナリオを想定し、戦術家が選択肢を検討した。
第53航空団によると、一部の参加者が複数の戦闘機に1機の爆撃機を護衛させるのではなく、戦闘機をJASSMで武装すれば爆撃機の任務に使用できる可能性があると示唆した。そうすることで、理論的には「打撃群の規模と複雑さを低減」し、「リスクを全体に分散させ」られると同航空団は説明している。
このアイデアが生まれたのは、戦闘機は小規模の航空機編成の一部として自己防衛することができ、戦闘中にいずれかの航空機が失われた場合でも任務を継続できると考えられるからだ。
現在、アメリカ空軍の戦闘機が搭載できるJASSMは最大でも2基だ。そのため、F-15E ストライクイーグルが「Project Strike Rodeo」 のテスト機として使用されることが決定した後、エグリン基地のチームは、より多くのJASSMを機体に搭載する方法を検討し始めた。
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