【批判と反論】中国ロケット残骸落下にNASAが「無責任」との批判に対する中国の反論は【嫉妬している】
中国の大型ロケット残骸の大気圏再突入について、米航空宇宙局(NASA)のネルソン局長は8日「宇宙を利用する国家は地上の人々や財産へのリスクを最小限にし、運用を最大限、透明にしなければならない」と指摘し「中国が宇宙ごみに関し責任を果たしていないのは明らかだ」と批判する声明を発表した。
中国は今後も独自の宇宙ステーション建設のため大型ロケット打ち上げを続ける見通しで、対応の改善や国際ルール作りを求める声が各国から強まる可能性がある。
欧米メディアによると、1979年に米国の宇宙ステーションが制御できずにインド洋に落下した際、オーストラリア西部に破片が散乱。その後、欧米など主要国は残骸を人のいない海に誘導して落下させている。
人民日報系「環球時報」が9日の落下確認直後に出した社説では「宇宙への(ロケット)打ち上げの常識を理解している中国人や国際社会は、米国の誇張宣伝によって、米側の一部エリートの集団的な警戒心を再び目の当たりにすることになった」と表現したうえ、次のような論理を展開した。
「彼らは中国の宇宙技術の急速な進展をうらやみ、嫉妬している。数年後、宇宙に中国の宇宙ステーションしかなくなるということに耐えられない」
「一部の人は、中国が宇宙ステーション建設のため集中的に打ち上げることを邪魔し、中国をののしり、うっぷんを晴らしながら、自分たちのたくらみを実現しようとしている」
中国は2022年までの宇宙ステーションの運用に向け、今後も大型部品の打ち上げを進める。同紙は「中国には米欧の世論のご機嫌を取る義務はなく、われわれは国際ルールと中国の権利に従って物事を進める」と宣言しており、今後も同様の事態が起きることが懸念される。
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