【陸自偵察部隊にピッタリ】Hondaが「バイク射出型ドローン」の特許を取得【本田技研工業】
現在、日本の自動車メーカー「本田技研工業(ホンダ)」のオートバイ販売台数は世界首位です。
そんなホンダが2月18日に新しく「車両互換ドローンシステム」の特許を取得しました。
特許によると、バイクの背面に取り付けられたドローンは射出され、バイクの走行に合わせて周囲を飛行できるとのことです。
近未来感あふれる特許にワクワクしますね。
一般的なドローンは人間が手元にあるコントローラーで操作するものであり、ドローン単体で飛行します。
ところがホンダが取得した特許では、車両とドローンが通信システムにより一体化しています。
ドローンは車両とリンクしており、車両の走行に合わせて周囲を飛行するのです。
ちなみに説明によると、ドライバーは車両を停止させることなく、ドローンを制御できるとのこと。
また公開された画像ではバイクの背面にドローンが取り付けられています。
ドローンはバイク走行中に射出され、周囲を飛行します。充電が必要になったら自力でバイクの背面に戻ることができるのです。
この新しいドローンシステムの用途は明言されていませんが、さまざまな可能性を妄想できます。
またホンダのこれまでの取り組みから、新しいバイクのかたちを推察することもできるでしょう。
バイク射出型ドローンはさまざまな用途に利用できるでしょう。
例えば、ドローンに装着したカメラでバイクの走行映像を記録することができます。
これまでバイクの走行映像は、バイク自体にカメラを取り付けたり、並走する別の車両から撮影したりしていました。
しかしそれでは映像視点が固定されるため、映像の自由度に限界がありました。
そこで今回のバイク射出型ドローンが役立ちます。常にバイクの側を飛行しながら撮影してくれるため、これまでにないダイナミックな走行映像を取得できるでしょう。
実際、ホンダは2019年11月に日本初のライダー向けドローン撮影会を行なっており、ドローンならではのバイク走行映像に注目してきました。
今回の特許が2019年8月に出願されたことからしても、ホンダはこのイベント前からバイク射出型ドローンによる撮影を念頭に置いていたと考えられます。
また射出型ドローンはドライバーが目視できない情報を入手し、リアルタイムで伝えることもできるかもしれません。
これは交通渋滞や事故に対処し、初めて訪れる場所での走行にも役立つはずです。
いずれにせよ、今後もホンダの動向には目が離せません。特にドラマ・映画撮影会社やバイク好きの人は、正式な射出型ドローンシステムの発表を待ち望んでいることでしょう。
続きは動画の中で・・・