【空中給油機】空自向けKC-46A「ペガサス」1号機が初飛行に成功!6機調達予定【年内に初納入】
ボーイングは現地時間2月9日(日本時間10日)、航空自衛隊向け空中給油・輸送機KC-46A「ペガサス」の初号機が、米ワシントン州シアトル近郊のエバレットで8日に初飛行したと発表した。年内に初納入される予定で、空自が同機初の海外顧客となる。
空自は6機を調達する計画で、これまでに4機を発注済み。鳥取県の美保基地への配備を予定しており、2019年1月に防衛省が公表した単価は、1機約249億円となっている。
KC-46Aは、旅客機の767-200ERを母機とした空中給油・輸送機。コックピットは787と同様15インチ・ディスプレイを装備している。空中給油のほか、輸送機として人員や物資、負傷者を運べる。
給油対象は米空軍と海軍、海兵隊、空自の航空機。給油方式は、米空軍機が採用するフライングブーム方式のほか、米海軍・海兵隊機のプローブ・アンド・ドローグ方式の2形式に対応している。
ブームはフライ・バイ・ワイヤ方式の最新型で、給油オペレーター席には24インチの高解像度3Dディスプレイが設置された。また、前部胴体上部には自らブーム方式で給油を受けられる給油口を備える。
米空軍向けは179機の製造を計画しており、1月23日の契約で計94機を受注済み。米空軍の初受領は2019年1月10日で、42機が1月時点で引き渡されている。
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