【いよいよ進水】海自新型護衛艦「30FFM」19日に進水!海自の人員不足を踏まえてコンパクト、省人化【玉野艦船工場】
海上自衛隊は10日、海自の人員不足を踏まえて省人化した「FFM」と呼ばれる新型護衛艦(全長133メートル、排水量3900トン)の進水式が19日、三井E&S造船の玉野艦船工場(岡山県玉野市)で行われると発表した。
2022年に就役し、東シナ海や日本海などで警戒監視活動に当たる。
海自トップの山村浩海上幕僚長は10日の記者会見で、「船体をコンパクト化して価格を抑え、省人化なども実現した初の護衛艦」と説明。
「警戒監視など平素の任務に中心的な役割を果たすほか、海賊対処活動などの海外派遣にも使えることを期待している」と述べた。
乗組員は通常型護衛艦の半分の約90人で、建造費も1隻470億円前後と通常型の3分の2程度。
この型式のでは2番艦となる今回の30FFMであるが、1番艦と起工日が一日しか変わらないためで、かつてはるかぜ型でもあった事象である。
海上自衛隊の隊員不足を少しでも補うために大幅な自動化・省力化を取り入れ船体もコンパクトになっているが、乗員の居住性は従来より改善されていると言われている。
本艦は掃海機能を付与しており掃海隊群の人員を編成替えの上再配置することで海自全体の人手不足と効率化を達成しようとする目的もある新機軸の艦である。
兵装は少なめでどちらかと言えば警戒・監視用の哨戒型フリゲートと言えそうだ。
全体で22隻の建造が予定されており、初期型にはVLSの設置場所は確保されているが、実際には装備されておらず、おそらく後期に行くほど兵装の追加や省力化・自動化とより良好な居住性を維持した上で船体の大型化や主機の変更により、今後建造されるであろうDDクラスのベースになるのではないだろうか。
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