【SINKEX】アメリカ4軍共同訓練「バリアント・シールド」で退役フリゲートの撃沈訓練を実施
インド太平洋地域に配備されているアメリカ陸海空軍と海兵隊部隊により、マリアナ諸島周辺で実施されている共同訓練「バリアント・シールド」で9月19日、退役したフリゲートを標的とした水上艦撃沈訓練(SINKEX)が行われました。航空機、水上艦、潜水艦が協力し、標的艦を沈めています。
グアムを拠点とし、9月15日~25日のスケジュールで実施されているバリアント・シールド。陸海空の戦力が一体となって作戦を遂行し、相互理解と共通運用性を高めるのが目的です。
19日に実施された「SINKEX」と呼ばれる水上艦攻撃訓練は、実際の艦船を標的に攻撃し、沈めることで対艦攻撃の感覚を養うもの。対艦兵器の効果を実際に確認し、どのように攻撃すればいいかを学ぶ貴重な機会です。
訓練に参加したのは、空母ロナルド・レーガンの艦載機部隊のほか、巡洋艦アンティータムとシャイロー、そして潜水艦シカゴ。さらに空軍の空中給油機KC-135とKC-10が航空機部隊のサポートに回っています。
空母ロナルド・レーガンの艦載機部隊(CVW-5)司令官のマイケル・ロベノルト大佐は、SINKEXについて「我々航空機搭乗員にとって、独特でハイエンドな戦術訓練の機会です。この訓練で得られる経験は、シミュレーションなどでは絶対に得られません。兵装のメンテナンスを担当するチームにとっても、自分たちが取り扱っている兵装がどれほどの威力を持つのか確認でき、充実感があったと思います」と、意義を強調しています。
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