【自衛隊装備】最新鋭10式戦車の知られざる内部を公開!日本に戦車が必要な意味とは?【陸上自衛隊】
陸上自衛隊の10式戦車、通称「ヒトマル」。 最新鋭戦車の知られざる内部に初めてフジテレビのカメラが入った。
10式戦車は、車体は三菱重工、主砲は日本製鋼所が製作、2010年度に装備化された純国産の戦車だ。全長は約9.4m、重量は約44tで90式より小型・軽量化されている。最高時速は約70km。
最大の特徴は、ネットワークシステムが搭載されたことだ。これにより、味方の戦車や部隊と敵の情報を共有して戦闘することが可能になった。車長席の前方に搭載されたモニターには、敵の情報がリアルタイムで表示される。
主砲は、44口径長120mm滑腔砲。照準安定装置や熱線映像装置を搭載し、高い精度の射撃能力を誇る。砲尾からは自動装填装置のレールが延び、砲弾が押し込まれていく。
巨大な砲尾から乗員の安全を確保するため、防危プレートが砲尾の左右の装備されている。
連射のスピードも上がり、標的をとらえながら、自由自在に走行する「スラローム射撃」も可能だ。敵のレーザー誘導ミサイル攻撃の前兆となるレーザーをキャッチする検知器も装備している。
静岡県の東富士演習場、北富士演習場で行われた訓練にフジテレビの取材班が密着した。フジテレビが最新鋭戦車の内部撮影を行ったのは、1993年の90式戦車以来、27年ぶり。
10式の前の90式戦車は、冷戦時代にソ連が北海道に侵攻してきた場合を想定して配備されているため、大きくて重い。
冷戦が終了し時代が変わり、新たな驚異は中国による南西方面にシフトしてきた。
日本の道路事情から大きくて重い90式では、北海道以外に展開することが困難であるため、小型で軽量の10式戦車が開発されたのである。
90式よりも約20トン軽くなり、複合素材の装甲を採用し、ネットワークシステムの搭載で近代化されたのが10式戦車である。
その結果、90式よりも2割減のエンジン出力で同じ機動性を持っている。
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