【RIMPAC 2020】今年の環太平洋合同演習は中国ではなく台湾を招待か【米メディア】
台湾外務省は6月26日、米上院軍事委員会に所属する議員らに対し謝意を表した。台湾の英字紙タイワン・ニュースが伝えた。今年の米国防権限法の草案に、世界最大の海軍演習である環太平洋合同演習(リムパック)に台湾を招待することが盛り込まれたからだ。
23日に公表されたこの草案では、「必要に応じてリムパックや(カリフォルニア州)フォートアーウィンの国立訓練センターにおける合同訓練や2カ国の海軍演習や訓練など、実用的な訓練や軍事演習を行う」など、台湾との軍事関係の強化が掲げられている。
正式な外交関係のない米台のこうした動きは議論を呼ぶかも知れない。中国政府は一貫して、台湾を中国の一部だと主張している。
かつては中国もリムパックに参加したことがあり、前回2018年のリムパック(26カ国が参加)にも招待されていた。ところが中国が南シナ海の小島やサンゴ礁の軍事化を進め、ミサイルシステムや電波妨害設備を配備したため、アメリカは招待を取り消した。以来、戦略的に重要な南シナ海などの海域における(そして台湾の主権の問題をめぐる)米中間の緊張は劇的に高まっている。
トランプ大統領にとっては対中包囲網を構築中の今こそ、台湾を招待することで選挙戦に有利に働く狙いがあるのかも知れない。
今年のリムパックはコロナ禍により米海軍では中止の方向で検討していた処、海自からの強い働きかけで規模を縮小して開催する事となったとと言う報道があった。
日米豪と共に台湾海軍が加わる事で東アジアの海軍が連帯して対中国プレゼンスをアピールする事になり、習近平の面子は丸潰れとなる。
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