【象の行進】三沢基地で初の日米合同「エレファントウォーク」を実施!空自F35Aが12機参加【航空自衛隊】
青森県三沢基地に所在する航空自衛隊唯一のF-35A飛行隊、第302飛行隊が2020年6月22日、アメリカ空軍のF-16、アメリカ海軍のP-8Aとともに、航空機で滑走路を行進する「エレファントウォーク」を実施しました。三沢基地で日米の航空機が合同でエレファントウォークを実施するのは、これが初めてのこと。日米の緊密な協力関係を象徴するものとなりました。
エレファントウォーク(Elephant Walk)とはアメリカ空軍の文化で、部隊の航空機が離陸準備を整えて集合し、隊列を組んで滑走路を走行するもの。本来は実戦を想定し、間隔を詰めての連続離陸(MITO=Minimum Interval TakeOff)を実施する直前の状態を指して「象の行進のようだ」と呼んだのが始まりとされています。
現在では連続離陸にこだわらず、常に臨戦態勢にあることをアピールし、部隊の士気を高めるために実施されることが多いエレファントウォーク。実施する際は、兵装などフル装備の状態で航空機が並んで滑走路を行進します。
これまで三沢基地では、アメリカ軍のみでのエレファントウォークが実施されてきました。しかし近年、日米の防衛面における協力関係が深まっていることもあり、航空自衛隊も参加する初めてのエレファントウォークが実現しました。
エレファントウォークに参加したのは、航空自衛隊からは第302飛行隊のF-35Aが12機。アメリカ空軍では、第35戦闘航空団のF-16CM(F-16Cの改良型で三沢以外では3つの航空団でのみ運用されている)12機、嘉手納基地から飛来したMC-130Jが2機。そしてアメリカ海軍からは、三沢に派遣されているEA-18Gが2機、P-8AとC-12が1機ずつ。総勢30機が集まりました。
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