【動画公開か】尖閣諸島での中国公船の暴挙を収めた“領海侵犯”を国際社会へ向け【担当相が示唆】
沖縄県・尖閣諸島周辺で5月上旬、中国海警局の公船が領海侵犯して、日本漁船を3日間も追い回すという異常事態が発生した。これ以上、中国の主権侵害を許さないため、中国公船の暴挙を収めた映像を国際社会に向けて公開する可能性が高まってきた。自民党外交部会も4日、政府に中国への厳重な抗議を求める決議文を提出する。
「これだけ漁民が追尾されるのは大変な事態だ。外国に向けても、国内的にも、尖閣諸島をめぐる情勢の情報発信をより一層、効果的に行っていかなければならない」
衛藤晟一沖縄北方担当相は3日の衆院内閣委員会で、海上保安庁に残されている関連映像の公開について、前向きに語った。日本維新の会の浦野靖人政調会長代行の質問に答えた。
5月上旬の異常事態では、海保が領海からの退去を警告したが、中国公船は無視した。海保は巡視船を日本漁船の周囲に配備して安全を確保した。中国公船は3日も尖閣周辺を航行した。51日連続になる。
こうしたなか、自民党外交部会は4日、政府に外交ルートで中国に厳重な抗議を求める決議文を、菅義偉官房長官に提出する。
決議文では、冒頭の中国公船について、「洋上のストーカー行為」「極めて危険な行為であり、断じて許すわけにはいかない」と非難。政府に対し、中国側への毅然(きぜん)とした対応を要請し、国際社会の理解を求めるための情報発信や、海上保安庁の巡視船などの充実を求めた。
動画の公開については、この問題を認知している国民の多くが賛同するのではないだろうか。
記事に登場する一色正春氏と言えば、「sengoku38」のアカウントで中国漁船衝突映像を投稿した本人である。
sengoku38というワードは、2010年ネット流行語大賞の銀賞に選ばれたほどの社会現象になった。
この例があることから、今回も動画を公開することで国内世論を大きく動かせるものと思われる。
2年前の韓国軍のレーダー照射事件に関しても、防衛省が詳細な動画を公開したことで、韓国側の主張をことごとく突っぱねることが出来た。
それほどに動画というのは動かぬ証拠として、広く一般に理解しやすい媒体と言えるのだ。
政府にとっては外交上デリケートな問題とは思うが、遺憾という抗議だけでは効果がないことはわかりきっているはずだ。
外交も大事だが、安全保障はその上を行くはずなので、事実として淡々と動画を公開するのは正当で有効な手段と思う。
続きは動画の中で・・・