【オスプレイ搭載用】川崎重工製ATV「汎用軽機動車」の評価試験を水陸機動団で実施【陸上自衛隊】
陸上自衛隊はV-22オスプレイに搭載する軽車輌として、川崎重工業製のATV(All Terrain Vehicle:全地形対応車輌)をベースとする「汎用軽機動車」の評価試験を行なっている事が、本サイトの取材によりわかった。
評価試験に使用されているのは川崎重工業の民間向けATV「MULE PRO-FXT(EPS)」の、道路運送車両法に適合した国内向けモデルで、航空機搭載用の固縛フックが追加されている。
ベース車輌のMULE PRO-FXT(EPS)は重量990kg、全長3,450mm、全幅1,617mm、全高1,970mmの4輪駆動車。エンジンは出力35kw、水冷4ストローク直列3気筒のガソリンエンジンを使用している。燃料タンク容量は30リットル、最大速度は時速72km、最小旋回半径4.8m、乗員4名、最大ペイロードは354kg(乗員4名時)、最大牽引質量907kg。
同シリーズの「MULE PRO-FX(EPS)」は、大手消防車メーカー株式会社モリタから高い機動性や悪路における走破性などが評価され、同社の新型小型消防車「Red Ladybug」のベース車輌としても採用されている。
陸上自衛隊は6輌を7,743万6千円(契約単価1,220万6,000円)で調達。陸上自衛隊は水陸機動団への配備を念頭に置き、現在同団で評価試験を行なっている。
V-22オスプレイはCH-47とは違い積載できる幅が圧倒的に狭く、既存の高機動車は積むことが出来ない。
そこで登場するのが今や世界各国で使われだした軍用バギーの出番となる訳だ。
FAV(ファストアタックヴィークル)が普及し出したのは湾岸戦争で活躍してからで、以降各国が開発採用されたけどイラク戦争で下火になったのがまたATVとして注目を集めてる。
しかし、発表された調達価格に疑問が湧く。
価格の内訳など素人には分かる由もないが、いくら評価試験用とは言え1台あたりの価格が1220万円は無いだろう。
新型ジムニーなら5台以上買えるぞ。
どんだけ利権が絡んでいるんだ。
防衛費を増やすことは悲願と言えるが、増えたお金をこんな使い方をしていれば、お金がいくらあっても足りないだろう。
もっと効率的な使い方をしてもらいたい。
続きは動画の中で・・・