【日額290円】自衛隊病院で感染症医療従事者への手当の引き上げを検討【防衛省】
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、医療従事者の処遇改善のため引き上げられた診療報酬が自衛隊病院では国庫に納められて処遇改善につながっていないため、防衛省で対応を検討しています。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、厚生労働省は医療従事者の処遇改善のため、重症や中等症の患者を受け入れた医療機関に支払われる診療報酬を特例的に引き上げています。
ところが自衛隊病院では引き上げられた診療報酬が国庫に納められるため、患者の治療などに当たった医療従事者の処遇改善につながっていません。
新型コロナウイルスを含め感染症対策に当たった医療従事者には手当は支給されていますが、日額290円にとどまっているということで、防衛省は処遇改善に向けて対応を検討しています。
日額290円の手当って、一食分の食費にもならない。
このような報道があれば、益々自衛官の募集が厳しくなる。
もしかするとNHKの狙いはそこにあるのかも知れない。
ただし、個人的には国の言い分もあると思う。
自衛隊病院の医官はその殆どが防衛大学の出身だと思われる。
医師になるために一般の公立私立の医大に入った場合、医師免許取得までには、数千万円の費用がかかる。
ところが防衛大学生の場合は公務員扱いとなり、すべての学費が国の負担となり一円の負担もない。
おまけに在学中には公務員としての給与も支払われる。
更に卒業後に任官を拒否することも出来るため、学力はあるが一般の医大の学費が収められない学生の受験が多くなっている。
このように防衛大学に在学中はとても手厚い待遇であるにも関わらず、任官した途端職種にもよるが、民間とかけ離れた待遇にさらされることになる。
特に、医官やパイロットなど、民間では高給とされる職種でその差は顕著になる。
国及び防衛省はそのあたりの格差の是正を早急に対策しなければ、今後の人員確保が更に厳しくなる一方だろう。
続きは動画の中で・・・