【研究力ランキング】日本勢初のトップ10陥落…東大11位・国別5位【英科学誌ネイチャー】
英科学誌ネイチャーは、主要科学誌に2019年に掲載された論文数などにもとづく研究機関の研究力ランキングをまとめた。日本勢は東京大の11位が最高で、ランク付けを始めた16年以降、初めてトップ10から陥落した。
ランキングは、自然科学系の82雑誌で発表された論文への貢献度を、研究機関別に調べた。その結果、50位以内に入った日本勢は11位の東京大(前年8位)、37位の京都大(同29位)だけだった。1位は5年連続で中国科学院だった。中国勢は今回、新たに2機関がトップ10にランク入りするなど、躍進が目立った。
また、国別のランキングでは、日本は米国、中国、ドイツ、英国に続く5位。16年以降、上位7か国の順位に変動はないが、論文貢献度は今回、中国が前年比で15・4%増と急上昇した一方、日本は5・1%減だった。
そりゃーねー、消費税も公共料金も上げておいて、大学に支給する予算を毎年1%づつ減らしていればそうなるわな。
以前取り上げた、
【テクノロジー】防衛装備庁助成金で筑波大研究テーマに「軍事利用」反対の声
の動画の中でも言っているが、素材の基礎研究でさえ軍事転用可能だから助成金を払わないとか。
日本にいても十分な研究費や報酬がもらえないので、優秀な研究者は欧米だけでなく中国や韓国にも流れているのが現状だ。
お金を出し渋る政府の責任は大きいが、基礎研究を軍事転用可能だからと反対して研究させない勢力がある限り、日本のランキングは益々落ちていくだろう。
古くはレーダーの先駆けとなった八木アンテナや半導体、Windowsが発表される前にPCのOSとして開発されたTRONというOSにフロッピーディスク、最近ではAESAレーダーに使用されるレーダー素子、ステルス用の塗料やジェットエンジンのファンに使われるセラミック技術などは、全て日本の技術者が開発したものである。
特に八木アンテナについては、この技術が米国に渡ったために先の大戦で日本が大敗したと言っても過言ではないほどの革新的技術だったと言えるだろう。
これからでも遅くはないので、自然科学や素材等の基礎研究に潤沢な予算をつけ、若い技術者を育てつつ、その技術者たちが海外へ流出しないだけの待遇改善を推し進めていくべきだろう。
長らく資源が少ない日本と言われてきたが、最近では海洋資源が豊富にあることも分かってきた。
それに目をつけ尖閣は自国のものだと言うような国も存在する。
海底に眠っている豊富な資源を商業ベースで採算の取れるような採掘の研究も重要だ。
かつて技術大国と呼ばれた日本を再び取り戻そうではないか!
続きは動画の中で・・・