【完全自律運航船】IBMがAI技術を集結「メイフラワー自律船」が大西洋横断に挑む!【日本でも試験中】
船長も乗務員もいない完全自律運航船である「メイフラワー自律船」が、海上実験の一環として2020年9月から大西洋を横断予定です。
メイフラワー自律船に用いられている技術は、海運業界を大きく変え、海に関するデータの収集といった面でも発展が期待されています。
メイフラワー自律船が一体どんな船なのか、運航イメージをムービーから見ることができます。
海洋研究機関PromareとIBMが開発した完全自律運航船は、1620年にアメリカに寄港した初代メイフラワー号の航海400周年を記念して「メイフラワー自律船」と名付けられました。
メイフラワー自律船は、イギリスのプリマスからアメリカのプリマスまで、1620年にメイフラワー号がたどったルートとほぼ同じ航路で大西洋を横断する予定です。
人間を1人も乗せないメイフラワー自律船の航海が成功すれば、メイフラワー自律船は大西洋を横断する初の大型完全自律運航船となり、商業における自律船開発の推進や、海洋研究の変革の一助にもなると期待されています。
2020年の時点で、自動操縦が可能な自動運航船は多く存在します。
しかし、自動運航船の多くは臨機応変な対応ができず、操縦士の判断に大きく依存しているため、無人での運航は難しいとされています。
メイフラワー自律船は、IBMによって開発されたAIと、サーバーを分散配置して大容量のデータを高速に処理するエッジコンピューティングシステムを利用することで、海上で感知、思考、意思決定を自動で行えるよう設計されています。
一方で我が国も短い航路ですが実験に成功しているようです。
日本郵船グループが2019年9月に与那国島から足摺岬と名古屋から横浜の間での無人運行の試験に成功しています。
今後の発展に期待したい技術だと思います。
続きは動画の中で・・・