【米SNS大騒動】新型コロナに続き「スズメバチ」のアメリカ上陸!方やミツバチが【F22を制す】
新型コロナウイルスに続き、アジアから新たな脅威が現れたとして「Murder Hornets」がアメリカで話題になっている。殺人バチ、つまりスズメバチのことだ。
日本をはじめとしたアジア地域に分布するオオスズメバチが、アメリカのワシントン州やカナダで確認された。どちらも最初に確認されたのは昨年末だが、ニューヨーク・タイムズが週末に「殺人バチがアメリカ上陸」と報じたのを皮切りに大騒ぎとなっている。
CNNやCBS、NBC、フォックス、タイムなどなど大小さまざまなメディアがその脅威を伝え、人気コメディアンのパットン・オズワルトらのツイートで、トレンド入りするほどだった。
日本では年間50人が刺されて死んでいる。
女王蜂は5cmにもなり、時速32キロで1日に何キロでも飛ぶ、毒蛇と同じくらいの毒があると恐れられている。
なかでも、ミツバチの頭を切り落とし、ほんの数匹が数時間のうちに巣を壊滅させてしまう凶暴性が多く報道されている。
一方で、スズメバチの見た目が「漫画のようだ」という記事もある。
虎のような色の縞模様、トンボのような細い羽、そして、しずく型の目がスパイダーマンみたいというのだ。
ワシントン州では外来のスズメバチが環境や公衆衛生によくないとして、注意喚起のウェブサイトを作った。
ウェブに寄せられた目撃情報は、非公認ではあるが西海岸から東海岸まで広範囲に及んでいる。
蜂をおびきよせるトラップを作り、捕まえたサンプルを送るプロジェクトが始まった。
おとりに使われるのはオレンジジュースにみりんをいれたもの。
みりんを入手するのはアメリカ人にはやや敷居が高いが、名古屋で実際におこなわれているやり方だそうだ。
州の担当者は、もし、生きたまま捕まえることができたら、無線の追跡装置をつけたいとコメントしている。
スズメバチの大きさならそれも可能だという。
暖かくなり、ハチはこれから本格的な活動シーズンを迎える。
ここ2~3年のうちに壊滅させなければ手遅れになる。
メディアは生息域が広がる前に防ごうという論調だ。
ちなみに、各メディアが使っている「Murder Hornets」という表現は、京都産業大学の高橋純一准教授が紹介したニックネームからきている。
その他には「Asian giant hornets(アジアの大きな蜂)」という通称名も頻出している。
実は、スズメバチは、Wikipediaでは「Japanese giant hornet(日本の大きな蜂)」という項目になっている。
「新型コロナウイルスが中国から来た」と言うだけで人種差別問題に発展してしまうアメリカで、メディアが「Japanese」という表現を避けてくれているのは、とてもありがたいことだ。
一方、ハチといえば
少々古い記事になるが、米空軍の最新鋭ステルス戦闘機「F22ラプター」の排気ノズルに大量のミツバチが群がっているのが発見され、一時的に地上待機を余儀なくされていたことが2016年8月13日までに分かった。
このF22は米空軍第192航空団に所属する機体。
6月11日、バージニア州のラングレー・ユースティス統合基地で排気ノズルから2万匹近いミツバチが垂れ下がっているのが整備員らによって発見され、一時的に地上待機を余儀なくされた。
ミツバチが絶滅の危機にあることを知った整備員らは地元の養蜂家アンディ・ウエストリッチ氏に連絡を取り、対策を依頼。米海軍の退役軍人でもある同氏が吸引機を使って大きなバケツ数個に無事ミツバチを移した。
ウエストリッチ氏がこれを自宅に持って帰り重さを量ると、群れ全体で約3.6キロ近くあったという。
ミツバチはこの後、新しいすみかである地元のビール製造施設に送られた。
同航空団整備隊の品質管理責任者、グレッグ・アレン氏は、これほど大量のミツバチが航空機の排気口に集まった理由として基地内の別の大きな巣から移ってきた可能性が考えられると指摘する。同氏も養蜂家。
ウエストリッチ氏は、女王バチが休息のためにF22に止まり、女王バチについてきた他のハチとともに同機に偶然集まった可能性があるとの見方を示した。
ハチを除去した後、同機は再び飛行任務に復帰した。
続きは動画の中で・・・