【ドイツ空軍】トーネードの後継にF-18を45機とユーロファイター93機を調達へ
ドイツは米ボーイングに戦闘機45機を発注する方針だと独誌シュピーゲルが2020年4月19日に報じた。
老朽化した空軍機「トーネード」と交代させるためだという。
同誌が情報源を明らかにせずに伝えたところでは、クランプカレンバウアー国防相は16日、この決定をエスパー米国防長官に電子メールで伝えた。
同誌によれば、発注の内訳は「F/A-18スーパーホーネット」30機と「EA-18Gグラウラー」15機。
独国防省に通常の業務時間外に連絡を試みたが、応答はなかった。
米国防総省はコメントを控えている。
ボーイングの広報担当は電子メールで、「正式発表を待ちつつも、この重要な調達に関し米独両政府を支援するため引き続き力を尽くしている」と説明した。
ドイツ国防省は21日、老朽化した戦闘機の後継機としてユーロファイター93機と米航空宇宙機器大手ボーイングのF18を45機調達する方針を示した。
F18について、NATOが加盟国に課す要件を満たしていると強調した。
ドイツ国防相は、後継機に米国製戦闘機を含めるとの自身の決定をめぐり批判が強まっていることを受けて、南ドイツ新聞に対し、F18は「橋渡しする技術」として必要との見解を表明。
現在の多用途攻撃機「トーネード」を用途廃止とするためにドイツ空軍は一定の能力を維持する必要があるとし、現在のところ「核兵器の搭載が可能」な戦闘機を提供しているのは米国の製造会社のみだと説明した。
現在、ドイツ空軍の戦闘機で核兵器の搭載が認められているのはトーネードのみ。
ドイツ国防相はその一方、ユーロファイターが「ドイツ空軍の主力」となるとの見方を強調した。
フランスとドイツが共同開発を進める次世代ステルス戦闘機、FCASの導入は2040年まで見込まれていない。
続きは動画の中で・・・