【次期戦闘機】河野防衛相「性能要求はネットワーク・ステルス性・ミサイル搭載数」を表明
河野太郎防衛相は2020年3月27日の記者会見で、防衛省がF2戦闘機の後継機として2020年度から開発に着手する次期戦闘機の要求性能について、「ネットワーク機能を重視し、ステルス性能も高いものを要求したい。F35と比べミサイル搭載数を多くする」との考えを示した。
また、米国と英国を共同開発のパートナーとして検討していることを明らかにし、年末の21年度予算編成までに両国との協力の在り方を決定する方針を明らかにした。
次期戦闘機開発の性能要求については、これまで様々な憶測が飛び交っていたが、今回の河野防衛大臣の発言で大枠だが見えてくるものがある。
データリンク・ステルス性・ミサイル搭載量の増加、この3点から大型で航続距離の長いマルチロール機であることがわかる。
殆どが洋上での作戦行動がメインの日本では双発にする事は外せない。
そこそこ大型の機体にASM-3または、その改良型を収納できるウエポン・ベイ。
ステルス機能はF35に劣らない事。
但し、大前提として開発の主導権は日本が取ること言ったところか。
直近に米国と共同開発って報道があったが、英国と組む可能性もまだ残ってることが分かった。
要はF-2の後継機らしく、対艦攻撃を重視した仕様となるようだ。
随伴用の無人機も同時開発するようなので、こちらも期待したい。
近代化改修ができないPre-MSIPのF-15や、P-1哨戒機を大型ミサイルキャリアとして利用すると言う手もあると思う。
そして、ステルス性に関しては、その性能を発揮するための維持費が高額となるため、ステルスにする意味のないスクランブルの任務には、別途速度性能の良い低コストの機体を調達するほうが、結果的に経費削減に寄与すると思う。
最も損耗の激しいスクランブル任務は、最新鋭戦闘機である必要はなく低コストの専用機で賄うべきだと思う。
日本の運用法に合致した機体であればいいのであって、あまりに欲張った性能要求は開発を遅らせるだけだということだ。
重要なのは、将来の改修を見越した十分なスペースの確保と、日本が独自の判断で自由に改修が可能であることが絶対条件と言えるだろう。
願わくば、生きているうちに次期戦闘機が大空を舞う姿をこの目で見てみたいものだ。
続きは動画の中で・・・