【HOWA 5.56】豊和工業が開発した新小銃、生産工程見直し増産対応!防衛省に30年ぶり採用
工作機械メーカーの豊和工業(本社清須市)は、開発した小銃が防衛省に採用されたことを明らかにした。
防衛省に新小銃が採用されたのは約30年ぶり。
今後、生産コストを削減するため、生産の効率化を進める。
生産工程の見直しや単純作業のロボットへの置き換えを実施するほか、5月に新たな生産設備を導入する。効率化によって生産能力を3割引き上げる。
以上が記事の内容
採用決定時の防衛省のプレスリリースから
新小銃・新拳銃の決定について
令和元年12月6日
防衛省
令和2年度概算要求に計上している陸上自衛隊の新小銃及び新拳銃については、これまで、それぞれ3品種を参考品として取得した上で性能等を評価してきたところですが、今般、その結果として、「HOWA5.56」(豊和工業製)を新小銃として、「SFP9」(HECKLER&KOCH製)を新拳銃として、それぞれ選定しましたので、お知らせします。
ここからは私見になる
見た感じSCARにそっくりだが、自動小銃自体の仕様が行き着くところまで行っていることで、どうしても似通ったデザインになってしまうのだろう。
防衛省発行による「我が国の防衛と予算-令和2年度概算要求の概要-」によると、
新小銃の取得(3,283丁:10億円)
現有小銃の後継として耐環境性、火力性能及び拡張性に優れた新小銃を整備
新拳銃の取得(323丁:0.3億円)
現有拳銃の後継として、操用性に優れた新拳銃を整備
とあり、新小銃は一丁当たり30万4,600円、新拳銃は一丁当たり92,880円の調達価格となる。
個人的には調達価格はさておき、数が少ないように思うが拳銃に至っては小銃の10分の1しか無い。
予算の関係で複数年で増やしていく計画かも知れないが、全隊員に行き渡るのに一体何年かかるのだろうか。
せめて全調達数の半分は初年度に調達しても良いのではと個人的には思う。
昨今米国とのFMSでのトラブルも有るので、国産化の割合を増やしていくのはいい方向だとは思うのだが、いかんせん予算の問題がつきまとうのが悩ましいところだろう。
早急に防衛費を世界標準のGDP比2%以上を実現するべきだろう。
続きは動画の中で・・・