【五輪の輪】空自のブルーインパルスが5色のスモークで56年ぶりに復活!【松島基地】
航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」が2020年3月13日、空自松島基地での飛行訓練で、青、黄、黒、緑、赤のカラースモークを使用し、直径1200メートルの5つの輪を上空に描いた。「カラー五輪」を描いたのは前回の東京五輪開会式以来、56年ぶり。
今月20日に同基地で開かれる聖火到着式でお披露目する。
13日、5機が上空を旋回。高度を変えて3回飛行した。
ブルーインパルスは昭和39年の開会式で史上初めて、青空に五輪を描き、各国に称賛された。
5機の高い技術と連動性が必要で、その後各国で開かれた五輪でも行われていない。
ところが、1990年代後半、防衛省はカラースモークの使用を禁止した。染料が地上に落下して車などに付いてしまい、住民の苦情を受けたからだ。
平成25年に2度目の東京五輪開催が決定。
防衛省はこれを受けて「カラー五輪」復活に向け、スモークの改良に乗り出した。
依頼を受けた国内企業が開発し、昨年9月の試験で地上に色が付かないことを確認した上で、先月下旬に防衛省に納入した。
到着式では、ギリシャから空輸される聖火が聖火皿に点火されるのに合わせ、飛行する予定。
13日の訓練を視察した丸茂吉成航空幕僚長は記者団に「大きな名誉。期待に応えて見事な五輪を描けるよう努力したい」と話した。
前回投稿した動画はホワイトスモーク一色でしかもピンぼけ映像でした。
今回は産経ニュースさんの映像を使用させていただいております。
今の状況から考えるとオリパラの予定通りの開催は厳しいと思う。
それでも練習を練習を積み重ね本番に備えているんですね。
選手だけでなくオリパラに関わるすねての人が報われることを祈りたい。
さて、1964年の前回東京オリンピックでは、初代ブルーインパルスがF-86セイバーを駆り、五輪の輪を描いた。
当時は今のようにGPSも無ければ、コックピットの計器類は針がくるくる回るアナログ式。
パイロットの五感だけが頼りの飛行だったと言う。
ご存じの方も多いと思うが、その時の逸話があるので紹介したい。
練習では一度も成功したことがなく、前日の東京はかなりひどい雨で、パイロットたちは「明日の飛行は中止」と決め込んで、深夜まで飲み歩いていたと伝えられている。
奇跡的な成功だったのである。
歴代のオリンピックで五輪の輪が描かれたのは後にも先にもこの一回のみ。
これは世界中に自慢してもいいのではないだろうか。
たとえオリパラの本番が延期になったとしても、ぜひ開催して欲しい。
中止だけは勘弁して欲しい。
有史以来二度目の五輪の輪を日本の空に描いて欲しいと心から願うばかりである。
続きは動画の中で・・・