【ボーイング倒産危機】737MAX運航停止により138億ドルの融資枠も近々底をつく【ブルームバーグ】
2020年3月12日、アメリカの航空機メーカー「ボーイング」社に倒産の危機が迫っていることを、ブルームバーグが報じた。
生産停止中の「737MAX」の生産再開に備えるため、138億ドル(約1兆4300億円)の融資枠を確保していたが、今週中にも使い切ってしまうという。
「737MAX」は、ボーイング社が製造する小型ジェット機の最新作。
2017年から運航を開始したが、2018年10月にインドネシアで墜落事故が発生。
2019年3月にはエチオピアでも墜落し、世界的に737MAXの運航が停止された。
ボーイング社は、現在も同機の生産を停止している。
かつてDC-8やDC-9といった著名な旅客機を製造していたダグラスは、ベトナム戦争の資材不足などの影響で、マクドネルに吸収された。
合併後のマクドネル・ダグラスは、MD-11の不振を受け、ボーイングに吸収されている。
ボーイングの “着陸” 地点は、一体どこになるのか。
アメリカで唯一の大型旅客機メーカーだけに、今後の動きが注視されている。
確かに倒産に陥りそうな経営状態だろうが、ボーイングの倒産は絶対にありえない。
アメリカの国防に深く関わっており、倒産となれば外国資本がよだれを垂らして吸収に動き出す。
米政府がそんなことをさせるはずがなく、リーマンショックの時のGM、クライスラーのように一時的に国営化してでも、再建するしか選択肢はないだろう。
ただ、再建時に人員整理する場合は技術者が流出しないようにしなければならない。
今後アメリカの航空業界がややこしいことになりそうだが、日本の次期戦闘機の共同開発に影響が出ないことを祈りたい。
続きは動画の中で・・・