【いざ呉基地へ】海自潜水艦「おうりゅう」引き渡し、国内初のリチウムイオン電池搭載【いよいよ配備開始】
国内初のリチウムイオン電池を搭載した海上自衛隊の潜水艦「おうりゅう」(2950トン)の引き渡し式が2020年3月5日、神戸市兵庫区の三菱重工業神戸造船所で開かれた。
12隻の配備が計画されている主力潜水艦「そうりゅう型」の11番艦で、呉基地(広島県呉市)に配備される。
海自によると、全長84メートル、全幅9.1メートルで、建造費約660億円。
乗員数は約65人、水中での最大速力は約20ノットで、従来より長時間の高速移動が可能になり潜行時間も延びた。
式典で山村浩海上幕僚長は「厳しい安全保障環境の中で、国民の生命と財産を守るべく、万全の態勢を取る必要がある」と訓示した。
まごうこと無き海洋国家である日本の通常動力潜水艦技術は世界最高のレベルと言える。
本土周辺の防衛が任務である日本には原子力潜水艦は不要だろう。
ひっそりと待ち伏せし外敵の度肝を抜く行動が可能だ。
リチウムイオン電池を搭載した潜水艦がどのように凄いのかは、過去に投稿した動画で解説しているので参考にしてほしい。
日本の潜水艦の製造は、三菱重工と川崎重工の2社で行っており、その工場は共に私の住んでいる兵庫県神戸市にある。
その位置関係は僅か数キロしか離れていない。
建造ドックに屋根や高い壁はなく目隠しになりそうもないネットで覆われているだけである。
港巡りの遊覧船に乗れば海側からは、しっかり丸見え状態となっている。
そのあたりのセキュリティーに対する危機感については別の動画で取り上げているので、そちらも参考にしていただきたい。
気がかりなのは、いくら優秀な潜水艦を作っても、その艦を操作する人間がいなければ意味がない。
現在の海上自衛隊は深刻な定員割れ状態となっており、多くの護衛艦で本来の定員以下の人員で運用している。
当然ながら乗員一人あたりの負担が大きくなっており、民間企業で言うところのブラック企業のような勤務状態が続いていると言う。
しかも自衛隊には残業という概念が無いそうで、個々の隊員が国防意識を持って任務にあたっているのが現状だ。
政府は、早急に自衛官の待遇改善と、人員確保を最優先課題として取り組んで頂きたい。
続きは動画の中で・・・