【猿の惑星を連想】核兵器を守護天使と呼ぶ「アトミック正教」ロシア正教の司教から「やめるべき」との声
キリスト教徒が多いロシアでは、軍事パレードなどのイベントに聖職者が出席し戦場に赴く軍人や武器、ひいては戦闘機やミサイルにも聖水を振りまいて祝福を施します。
そんなロシアの聖職者が「大量破壊兵器を祝福するのはやめるべき」との意見を発表し、波紋を投じています。
キリスト教徒が多いロシアでも、最大の信者数を擁するのがロシア正教会です。
特に、20年以上にわたりロシアのかじ取りを担っているウラジーミル・プーチン大統領がロシア正教会と密接な関係を結ぶようになると、ロシア正教はロシア人の暮らしのすみずみにまで浸透し、その影響はロシア軍にも及ぶようになりました。
ロシア軍の行事に聖職者が出席し、武運長久を祈ることが慣習化するにつれて、祝福の対象は非常に幅広いものとなっています。
兵士に・戦闘機・核兵器を搭載可能なミサイルや潜水艦にまで、聖職者の祝福が行われるようになりました。
さらに、大祖国戦争戦勝75周年を記念する2020年5月9日の式典では、かつてない規模で多数の司教らが動員され、あらゆる武器や兵器を祝福する予定だとのことです。
こうした慣習に異を唱えたのが、モスクワ総主教庁です。
モスクワ総主教庁はウェブサイト上で、「大量破壊兵器の聖別(器具を神聖なものとすること)はロシア正教の伝統に即しておらず、儀式の趣旨から逸脱しています」とする改革案を発表。
SF映画の「猿の惑星」で核ミサイルを神と崇めるシーンを連想したのは、私だけではないだろう。
ただ、新しい装備の「こけら落とし」では、八百万の神を崇める我が国でも神主を呼んで神事を行っているので、多くの国で同じようなことを行っているのではないだろうか。
ただ、兵士や、戦闘機は理解できるが、核兵器まではやりすぎのような気がするが。
まあ、お祈りを捧げて性能が上がると思っているのなら、続ければ良いんじゃないの…
続きは動画の中で・・・