【CMV-22B】米海軍向けオスプレイ1号機が引き渡し完了【航続距離2000km以上】
ベルとボーイングは2020年2月10日(現地時間)、テキサス州アマリロでアメリカ海軍向けオスプレイ、CMV-22Bの1号機をアメリカ海軍に引き渡したと発表しました。CMV-22Bは老朽化したC-2A輸送機の後継として、空母への物資輸送を担います。
世界で初めての実用ティルトローター輸送機として登場したV-22オスプレイ。アメリカ海兵隊と日本の陸上自衛隊が採用したMV-22B、アメリカ空軍特殊作戦コマンドが採用したCV-22Bに続き、アメリカ海軍が採用したのがCMV-22Bです。
CMV-22Bは、1960年代から空母への海上輸送(Carrier Onboard Delivery=COD)を担ってきたC-2Aグレイハウンドの後継として採用が決定しました。基本的な構成は、すでにアメリカ海軍の強襲揚陸艦で運用されている海兵隊向けのMV-22Bを踏襲しています。
アメリカ海軍の艦隊輸送多任務航空団(Fleet Logistics Multi-Mission Wing)司令官、デウォン・シャニー大佐は、CMV-22Bについて「空母への輸送能力を拡大するだけでなく、ハイエンドな飛行能力も兼ね備えています。我々は早く艦隊でその計り知れない能力や、高い柔軟性を見たいと考えています」と語っています。
CMV-22Bは最大積載重量6000ポンド(約2.7トン)、そして胴体側面のスポンソンを拡張して燃料搭載量を増やした結果、航続距離は2000km以上をカバーするまでになりました。また、F-35Cのエンジンモジュールを貨物室に搭載して運べるなど、これからの空母運用において要求される能力も有しています。
災害大国の日本の国土は起伏が激しく、多くの離島があるため、オスプレイの有用性は極めて高い。
既に陸自での採用は決定済みだが、海自でもこのCMV-22Bを採用するべきだはないだろうか。
洋上のDDHへの物資輸送には最適だろう。
海自のDDHのエレベータはオスプレイ運用を見据えたサイズとなっており、既に米軍のオスプレイでの運用試験は済んでいる。
なお、現在オスプレイを運用中及び運用計画中の国は、全世界で米軍と日本の陸上自衛隊のみとなっている。
そして、このCMV-22Bの配備で、全機種のオスプレイが日本に集結することになる…
続きは動画の中で・・・