【海上自衛隊】雪山での救出訓練、ヘリコプターが不時着したという想定【大湊地方総監部】
むつ市では、雪山に自衛隊のヘリコプターが不時着したという想定で、乗組員を救出する訓練が行われました。
海上自衛隊大湊地方総監部は、毎年、雪が深くなるこの時期に、雪山での救出訓練を行っています。
2020年2月13日の訓練は隊員35人が参加し、大湊基地から離陸したヘリコプターがエンジンに不具合が起きて、むつ市大畑地区の雪山に不時着し、乗組員2人の行方が分からなくなったという想定で行われました。
かんじきを履いた隊員たちは、横一列になって大きな声で叫びながら、固く積もった雪の上を進み、捜索にあたりました。
そして、雪の上に横たわる乗組員を見つけると、「頑張れ」などと声をかけながら、心臓マッサージをして、搬送するまでの手順を確かめていました。
また13日は、雪山の中で一晩すごす訓練も行われ、隊員たちはテントを設営したあと、発電機などを持ち込み、準備を整えていました。
大湊地方総監部では、例年は雪の上での訓練を毎週のように行っていますが、ことしは暖冬の影響で、訓練回数は例年の半分ほどにとどまっているということです。
海上自衛隊大湊航空基地隊の種市正貴隊長は、「限られた環境の中でも、いざという時に国民の期待に応えられるよう、準備していきたい」と話していました。
海上自衛隊が何故雪山での救出訓練なのかと言う疑問を感じる方もいるのではないだろうか。
海自は南極観測船「しらせ」等の運用も行っており、極寒の地でも活動しているのである。
自衛隊員は陸海空の垣根なく、どんな状況でも自己完結できる組織を目指しているので、様々な想定のもとで日々訓練を行っているということだろう。
陸海空全ての自衛隊員の方々へ、厳しい自然環境下での日々の過酷な訓練、どうか体調を崩さぬよう励んでください。
あなた方は日本の誇りです…
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