【前途多難】F35戦闘機に873個の不具合を報告「機銃が真っすぐ飛ばないのは以ての外」【米メディア】
日本の自衛隊も導入しているアメリカのステルス戦闘機・F-35について、アメリカ国防総省の運用試験および評価部門(DOT&E)が「弾がまっすぐ飛ばない不具合」や「計873個のソフトウェア上の欠陥」などを報告しているとブルームバーグが発表しました。
F-35の派生型であるアメリカ空軍仕様のF-35Aは、固有武装としてGAU-22/A 25mm機関砲を機体内に固定装備しているという。
同じ派生型のF-35BやF-35Cとは異なる仕様の機体で、自衛隊が配備しているF-35も、F-35Aが主。
しかし、ブルームバーグがいち早く入手した報告書によると、F-35Aは機関砲が本来の位置とは異なる位置に取り付けられていることが原因で、銃撃の精度が「許容できないレベル」に落ちているとのこと。
機関砲を固定する銃架の改良が行われているようですが、年次報告の時点で試験段階に達しておらず、「F-35Aの機関砲の使用は制限された状況」だと報じられています。
未だ未完で発展途上の戦闘機とは言え、ちょっと酷すぎないか?
機銃の弾道が狙ったところに行かないなんて、パイロットの命に関わる問題と言える。
以前から問題があった「ALIS」についても部品の管理をする上ではたしかに画期的だが、世界中のF35の情報が全て米国のサーバーに送られる仕様というのは、米国以外で受け入れるはずもなく、やむなく「ODIN」と言う代替ソフトに置き換えられるようだ。
米国以外で最大数のF35を配備することになった日本にとっては、全く他人事では済まされない。
莫大な時間と予算をかけて鳴り物入りで、一つの機種を派生させ全ての作戦運用が可能な戦闘機というコンセプトそのものに無理があり、ここに来てそのツケが回ってきたようだ。
このことを踏まえて、F2後継機となる日本の次期戦闘機は、たとえ「ガラパゴス」と言われようが、日本が望む作戦運用に特化した戦闘機を開発して欲しいと切に願う。
将来的に様々な兵器を搭載できる予定のF35だが、現在配備されている空自のF35Aに搭載可能な兵器は、一体どれだけあるのだろうか…
続きは動画の中で・・・