【印象操作報道か】トランプ政権が対人地雷使用の規制緩和へ、オバマ政権の決定に逆行
米CNNテレビは2020年1月30日、トランプ政権が対人地雷の使用規制を緩和する方針だと報じた。
オバマ前政権は2014年、朝鮮半島を除き、対人地雷を使用しないと決定。現政権の新方針はこの流れに逆行するもので、国内外から強い批判を招く可能性がある。
規制緩和は国防総省の提言に基づくものとみられる。
同省は17年に地雷規制の見直しを開始。地雷使用の禁止は任務の成功率を下げ、兵士に対する危険を増大させる可能性があると結論付けた。
新方針は、30日後に自動的に無力化する機能を備えた地雷については使用や製造、調達を容認する。使用するかどうかを決める権限は現場の司令官に委ねられるという。
「前政権に逆行」って、オバマは正しいことをやったがトランプは間違っているという印象操作の記事だろうか。
確かに対人地雷やクラスター爆弾などは人道的と言える兵器ではない。
ただ、それらが使えないために自国の兵士が危険にさらされるリスクを回避するためには「必要悪」であるとも言える。
30日で無効化できる機能付きを条件とあるが、これについてはおまけのようなものと思わなければならない。
なぜなら、どんな工業製品にも一定の割合で不良品が含まれるからだ。
1000個の対人地雷の中に1個でも不良品があり、戦後にその1個で人的被害が出ればその条件の意味がなくなったと言える。
近代の対人地雷は、それを踏んだ兵士を殺すためではなく、最小限の火薬量で踏んだ足を負傷させるのが目的だ。
その理由は、負傷させることによりその兵士の救護に2人以上の兵士が必要で、搬出用のヘリの手配などが必要となり、展開中の部隊戦力を大きく削ぐことができるからだ。
そのような目的で、我が自衛隊にも同様の装備があり、遠隔操作に限定することで禁止条約に遵守している。
対人地雷やクラスター弾がルール違反で、空爆ならOKっておかしくはないだろうか。
空爆は余程の誘導性能がない限り、必ず民間人を巻き添えにする。
そもそも戦時の使用兵器にルールを作っても、そのルールを遵守して交戦する国がどれだけあるのかは疑わしい。
実際の戦場はそれこそルールどころではない修羅場と化しているだろう。
言いたいことは、土壇場でルールを破る行為よりも、自国兵士のリスクを回避するために事前にルールを緩和すると発言する、トランプ大統領のほうが潔いということだ…
続きは動画の中で・・・