【CVN-78】米新型空母ジェラルド・R・フォードが甲板上で艦載機の運用試験開始【US NAVY】
アメリカ海軍の新型空母ジェラルド・R・フォード級1番艦、ジェラルド・R・フォード(CVN-78)が、大西洋上で空母としての性能を確かめる試験を2020年1月16日に開始しました。
この試験で、電磁カタパルトや新しい着艦装置などをチェックします。
ジェラルド・R・フォード級空母は、1960年代に設計されたニミッツ級空母に代わる、新世代の原子力空母として、数々の新機軸を設計に盛り込んでいます。各所で自動化・省力化が進められ、数百人規模で乗組員を削減したほか、原子炉の出力やレーダー能力なども向上しています。
空母として重要な、航空機の運用能力も向上。搭載機数も最大90機と増加し、新しい発着艦システムを採用し、単位時間あたりの出撃機数も向上しています。
発艦システムでは、従来の蒸気式カタパルトに代わり、リニアモーターを利用した電磁カタパルト(EMALS)が採用されました。
以前当チャンネルで、この空母の豪快なドリフトで高速旋回する試験の様子の動画を投稿したが、いよいよ飛行甲板上で艦載機による発着艦試験が開始された。
カタパルトや降着装置に色々と問題ありと言われていたが、クリアできたらしい。
試験ということで、色んな艦載機の発着艦が見れてワクワクする。
カタパルトから蒸気が出ないので、映画「TOP GUN」のオープニングのようなカッコいい映像が見れなくなるようだ。
同じような戦力どうしなら、空母はただの大きい的で、お荷物となる。
にもかかわらずアメリカが、なぜ今でも大枚はたいて正規空母を開発建造するのか。
世界規模で言えば、同様の空母や最新の対艦ミサイルを持っていない国のほうが大多数。
そのような国をジャイアンよろしく「黙らせる」のに空母の存在が大いに役に立つ。
中世の騎士の一騎打ちのようなことを連想してはいけないのだ。
現に中国やロシアがいつまで立ってもアメリカを押さえつけられないのは、使えば人類が終焉を迎えるような核兵器ではなく、実用的で圧倒的な通常兵器での軍事力の差があるからだろう。
軍事力が均衡した国同士が外交を自国有利に進めようとした時にかかるお金を考えれば、逆に安上がりなのかも知れない…
続きは動画の中で・・・