【半島情勢】米空母が3隻集結!中国を牽制しながら北・イランで問題が起きれば即対応可能な多目的の布陣
米国が原子力空母「セオドア・ルーズベルト」(CVN-71)をインド太平洋に派遣した。
インド太平洋とは西部太平洋からインド洋にいたる第7艦隊の作戦区域。
朝鮮半島がここに属する。これを受け、米国は挑戦半島近隣に最大3隻の空母を動員できる体制を整えた。
この地域で中国を牽制しながら北朝鮮に圧力を加え、必要な場合は中東に投入するという多目的の布石だ。
米海軍によると、第9空母打撃群(CSG)が2020年1月17日、母港のカリフォルニア州サンディエゴを出港した。
第9空母打撃群は「セオドア・ルーズベルト」が旗艦であり、イージス巡洋艦・駆逐艦6隻などで構成されている。
「セオドア・ルーズベルト」には90機の航空機・ヘリコプターを搭載できる。また、原子力潜水艦1-2隻が護衛する。
第9空母打撃群は報道資料を通じて「国際法に基づく海上の安全、航行の自由を守り、同盟と友好国の安定・繁栄のための活動を遂行する」と明らかにした。
スチュワート・ベーカー提督は「この空母打撃群は『柔軟な抑止力オプション』と共に『前方で可視的な存在感』を提供する」とし「いかなる任務も直ちに遂行できる『戦闘資産』」と強調した。
「セオドア・ルーズベルト」はもともと東部太平洋を管轄する第3艦隊所属。
2017年11月に「ロナルド・レーガン」(CVN-76)、ニミッツ艦(CVN-68)と共に空母3隻が韓半島周辺海域で合同訓練をした。
北核危機が最も高まった当時、北朝鮮に対する高強度の武力示威だった。
米空母はメンテナンスの問題で、投入できる数が危機的状況にもかかわらず、3隻の投入。
朝鮮半島周辺に米原子力空母が3隻も集結するのは2017年以来となる。
さすがのアメリカでも、真っ向から二正面作戦は取れないだろうが、事が起こればどちらにも迅速に対応するための布陣なのだろう。
まあ、これもあくまで牽制の一種と思われる。
本当に攻撃するつもりなら、展開情報なんて教えるわけがないはずだ。
一方で、北の将軍様は大使達を帰国させ外交人事を軍出身者や強硬派の布陣での刷新を進めている。
将軍様が、どのタイミングで「衝撃的な行動」に打って出るか注視する必要がある。
たとえそれが通常ミサイルであっても、新型と無理に拡大解釈の上、驚異正当化して「攻撃するのでは」と疑心暗鬼で焦っているはずだ。
しかし、このまま何もしなければ、内部での面子が潰れる。
今後の北の動きに注目だ…
続きは動画の中で・・・