【電力確保は?】中国軍が戦闘機搭載レーザー兵器を開発中!敵の戦闘機「撃墜」が目的
米国がレーザー兵器の開発に没頭する中、中国も戦闘機に搭載するレーザー兵器の開発に入ったとみられると、香港メディアなどが2020年1月8日に報じた。
香港日刊サウスチャイナモーニングポストによると、中国軍の武器・装備購買サイトに最近「空中レーザー攻撃体」「レーザー攻撃プラットホームのための統制ソフトウェアモジュール」関連の購買計画が登場した。
中国国営グローバルタイムズは、購買計画によると従来のミサイルレーザー誘導装置ではなく新しい形態の戦術攻撃型武器のようだとし、「こうした形態の空中レーザー兵器は敵軍が発射したミサイルを迎撃したり、空中戦で敵の戦闘機を撃墜するのに使用できる」と分析した。
中国国営CCTVが運営するSNSの威虎堂も中国がすでに空中レーザー兵器の原型を開発したという内容を含む論文を掲載した。中国国営企業の中国航空工業グループ傘下の研究所が作成したものだ。100kW出力のレーザー兵器のための電力供給装置の原型の開発と環境実験を終えたという内容を含んでいる。
米軍の艦船用レーザーでも30~60kWクラスで、イージス艦に搭載する大型大出力レーザーで150kwだったはずなので、航空機で100kWってどうやって電力確保するのか。
ただでさえエンジン出力不足気味の中国の戦闘機が、重い発電機を積んで、エンジンからの発電をしたら敵を追従する性能が失われる。
最初は艦船からの対空兵器として実用化するのが現実的なはずだ。
一方で、アメリカの開発状況は、2019年5月にロッキード社が地上からの試験システムによりミサイル迎撃実験に成功している。
さらに小型化を進め2021年までにはF15戦闘機に搭載しての試験を行う予定となっている。
中国の発表は、これに対抗しての開発発表かと思われる。
因みにレーザーは、出力が大き過ぎると光と大気の干渉熱でビームが曲がってしまう欠点が以前より知られている。
レーザー兵器はどこの国でも研究はしているだろうが、対象を破壊するだけの高出力を実現する部分が壁となっている。
近未来の兵器は、
水平線より外の敵にはミサイルや弾道弾
中距離の標的にはレールガン
短距離の標的にはレーザー兵器
みたいな感じになると思う。
「ファーストルック・ファーストキル」
索敵と照準から発射までコンマ数秒が、勝敗を分ける世界になるだろう…
続きは動画の中で・・・