【イメージ図公開】次期戦闘機開発に111億円、随伴用「無人機」の研究も【防衛省】
2020年度の防衛予算案は19年度当初比1.1%増の5兆3133億円となり、6年連続で過去最高を更新した。
退役するF2戦闘機の後継となる次期戦闘機について、初期設計費111億円を初めて計上。海上自衛隊最大の護衛艦「いずも」の航空母艦への改修費31億円も盛り込んだ。
次期戦闘機は「将来のネットワーク化した戦闘の中核」と位置付け、「空対空」戦闘能力を持たせる方針。エンジンの規模や航続距離、ステルス性といった初期設計費に加え、将来的に日本主導で改修できるコンピューターシステムの構築に向けた研究費なども合わせると、関連経費は約280億円となる。
防衛省から次期戦闘機の最新イメージが公開された。
いよいよ本格的に開発がスタートするようだ。
開発費111億円が少なすぎるという意見が多くあるようだが、早とちりしてはいけません。
これはあくまで来年1年間の単年度の開発費に過ぎず、勿論調達費も含んでいない。
やはり防衛族の中でもF2のトラウマがあるようで、資料の本文中にやたらと「我が国主導」と言う文言が踊っている。
現代の戦闘機は戦場で同盟国とのデータリンクは当たり前の時代であり、ソースコードにもそのためのチャンネルが必要になる。
そこまで一国で開発することは物理的に不可能だ。
したがって、国産と言いつつも共同開発にならざるを得ない部分が存在する。
共同開発が「我が国主導」というのは、その部分の中身を日本がいつでも改修可能な状態をいう。
要は完成した機体のどこにも、日本にとっての「ブラックボックス」がない戦闘機だ。
次期戦闘機は今後数十年の間、日本の国防の一翼を担うもの。
その時代のニーズに合わせてその都度改修してこそ、本来の実力を発揮するのだ。
「ブラックボックス」があるがために一切の改修ができない戦闘機など、日本は望んでいないはずだ。
また、資料によると遠隔操作ではあるが、同行する無人機の開発も同時に行うようだ。
次期戦闘機(恐らくF-3)が実戦配備される頃にはその無人機もAIで自立飛行が可能になっているかも知れない。
続きは動画の中で・・・