【制裁フラグ発動か】トルコがロシア製ミサイルS-400のレーダー試験開始【米メディア】
トルコは新しく購入したロシア製ミサイル防衛システム「S400」の一部を試験する。米国との対立がエスカレートし、対トルコ制裁の発動につながる恐れがある。
トルコの国防当局者は25、26日に首都アンカラでS400のレーダー探知装置の試験に軍用機が使用されることを明らかにした。同当局者は国防省の規則に従い匿名を条件に語った。
エルドアン大統領は今月のトランプ米大統領との首脳会談でトルコが同システムの配備を断念しないと伝えたと述べており、議会が支持する制裁が発動される恐れがある。TDセキュリティーズの新興市場調査責任者、クリスティアン・マッジョ氏は「制裁はさらに具体的な可能性になる。これまでもそうだったが、今後は差し迫った可能性になり得る」と述べた。
米国防総省の当局者は、トルコがS400の配備を続ける場合、次世代ステルス戦闘機F35の購入や同機の部品製造の継続はできなくなると繰り返し警告していた。S400は従来型ミサイルよりも広範囲に米国や同盟国の航空機を撃墜するために設計された。トルコが両方を配備すれば、こうした防衛システムの回避を狙ったF35の機密技術が流出し、ロシアの技術改良に利用されかねないと米当局者は懸念している。
トルコは過去に領空侵犯のロシア機を撃墜した経緯がある。
それに対するお詫びの意味もあるのかも知れないと思うのは考えすぎだろうか。
防衛装備で米国とロシアを天秤に掛けるのはトルコにとって国益にならないと思う。
ただ、トルコにも言い分があるだろう。
ペトリオットの導入計画をストップされた過去がある。
さらに米国製兵器はFMSでの調達になり、高額に設定されている。
価格性能比で言えばS400を選択したくなるのは分かるが、西側陣営に留まりたいのなら、そこはグッと我慢するべきだったかも知れない。
S400に関してはインドも導入するようだ。
インドは以前から東西関係なく防衛装備を導入しているようだが、それに関して大きな摩擦を起こしていない。
軍事兵器にも食べ物と一緒で「食べ合わせ」がある。
まさにS400とF35がそれに当てはまると言える。
インドはそのへんを巧くかわしている例と言えるのだろう。
トルコのF-35の引き渡しは最初の2機のみで、以降の機体はまだ米国内にあり、トルコ軍パイロットの訓練も凍結中だ。
トルコよ、君はどこへ行こうとしているのか…
続きは動画の中で・・・