【国連公式専門家会議】AI搭載で自動で標的識別し攻撃する「ロボット兵器」の規制を協議【LAWSとは?】
特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)の締約国会議は2019年11月15日、人工知能(AI)を備え自動で標的を識別し攻撃を行う「殺人ロボット兵器」の規制を巡り、国連公式専門家会議を来年は10日間、2021年は10~20日間それぞれ開くことを決めた。
21年12月のCCW再検討会議に向け、勧告の取りまとめを目指す。
今月13日からの会議では、自律型致死兵器システム(LAWS)と呼ばれる殺人ロボット兵器について、国際人道法を順守して運用することなどの指針が盛り込まれた8月の国連公式専門家会議の議長報告を採択。
LAWSを巡っては、各国の意見の隔たりが大きい。
現時点ではまだ「LAWS」の実戦配備はないが、将来生身の兵士同士が戦闘する戦争はなくなり、空から地上から無人集団破壊兵器に情け容赦なく、攻撃されるようになるのだろうか。
「LAWS」の中には産業界や経済界が注目する人工知能、ロボット技術のようなデュアル・ユース技術が多数利用されており、兵器転用可能な技術の発展は決して回避することはできないだろう。
この様な兵器を効果あるものとして配備していくためには、CCW による規定措置のみならず、国際社会全体が LAWS に対する潜在的リスクを共有し、開発や利用の制限に関する法的制度を、多層的に設けることが重要であろう。
ただし、この手の規制は西側の、自由主義諸国だけでは駄目だ。
レッドチームであるロシアや、自律型無人戦闘兵器開発でトップを行く中国が参加しなければ何の意味もない。
結局は規制しても、無法者が「無敵」になるだけだろう…
続きは動画の中で・・・