【進化の果ては?】1カ月連続稼働、ロボット部品の加工、ファナックが「夜間」無人化達成【最先端技術】
ファナックは720時間(1カ月間)連続稼働できるロボット部品の加工工場で、夜間の操業を無人化した。ロボットやセンサーなどを駆使して工場の自動化(FA)技術を磨き、設備の稼働停止率を0・1%以下に抑えた。同社のIoT(モノのインターネット)基盤「フィールドシステム」も導入し、現場のデータを活用したさらなる改善にも取り組む。
山梨県忍野村(おしのむら)の本社で主にロボット部品を加工する第3機械加工工場で夜間の操業を無人化した。同工場は中型マシニングセンター(MC)、ロボット、自動倉庫で構成するロボットセルを中心に、工作機械やロボットを数十台配置する。
仕組みは、生産計画に応じて自動倉庫から加工対象物(ワーク)を搬送し、ロボットがワークを取り出して加工治具に搭載する。工作機械に供給し、加工後にワークを取り外して倉庫に戻す。
ワークの変更時に必要な治具の交換などの段取り替え作業も自動で行う。これを繰り返しながら約100種類のワークを停止することなく加工し続ける。
すべての機器をフィールドシステムでつなぎ、稼働状況、アラーム、加工数などを監視。機器が止まると現場の担当者にメールが送られ、復旧作業に当たる。バリ取り作業もロボットで自動化する。加工後のワークは全数を自動計測し、加工不良品を後工程(こうこうてい)に流さない仕組みも導入する。
ロボットでつかんだワークの位置を画像センサーで計測して後工程と共有するなど、生産技術を積み重ねて安定稼働を実現した。
まさに日本のロボット及び加工技術の賜物ですね。
ただ、この様な省人化技術の進歩に伴い、労働者の雇用がどんどん減っていくことになる。
地方自治体が地域の発展と雇用を目的に、補助金を出してハイテク工場を誘致しても、これでは雇用が減少してしまい、本末転倒になってしまう。
30年後に生き残る職業は、政治家や官僚、芸能人、プロスポーツ選手、お坊さんぐらいになってしまうかも…
続きは動画の中で・・・