【極超音速開発競争】米空軍がマッハ5超巡航ミサイル「ハクソー」の開発に注力 22年までに配備へ
アメリカ空軍は、マッハ5を超える巡航ミサイル「ハクソー」の開発を急いでいる。国際的な高速ミサイルの開発競争が激しさを増すなか、対空防衛網を突破し、速やかに目標を破壊する切り札として期待は大きい。2022年の実用化を目指し、開発が急ピッチで進む。
ハクソーは通常弾頭搭載型打撃ミサイルに分類されるが、マッハ5以上の極超音速で飛行する点で既存の巡航ミサイルの性能を大きく凌ぐ。軍事情報サイトの『ミリタリー・ドット・コム』(9月16日)によると、米空軍から受注した米ロッキード・マーティンがこれまで開発を主導してきた。今回、新たに米ミサイル製造のエアロジェット・ロケットダインがプロジェクトに加わる。防衛上の優先度は非常に高いものと見られ、エアロジェット・ロケットダイン社の広報担当者によると、ハクソーは国防省における「技術的な最優先課題」と位置づけられている模様だ。
これほど高い優先度が与えられているのは、敵陣の対空ディフェンス体制を突破する強力なメリットが見込まれるためだ。ポピュラー・メカニクス誌(9月18日)は「マッハ5を超えるこのミサイルの途方もないスピードにより、敵陣の強固な対空防衛を突破し、目標が移動してしまう前に到達できるようになる」と述べている。鉄壁の守りを無力化し戦局を変える切り札として重要な役割が見込まれる。
トマホークなどの亜音速の巡航ミサイルは、先進国相手には通用しにくくなってきた。
そこで登場してくるのが、極超音速巡航ミサイルだ。
先日の中国軍事パレードでお披露目された「DF-17」もその手のミサイルになる。
実は、アメリカでは2013年に「X-51A ウェーブライダー」と言う極超音速巡航ミサイルの試作機の発射実験に成功していたのだ。
高硬度からの空中発射型だが、しっかりと理論通りにラムジェット推進を採用している。
これなら早い段階で実戦配備可能と思われる。
中国の牽制に対して即座に反応できるところが、流石アメリカと言ったところか。
ただ、「ハクソー」と言うネーミングが日本人には受けが悪そうだ。
じゃあ、中国のは「メクソー」と言うことで…
続きは動画の中で・・・