【中東情勢】米国防長官がサウジに3000人増派と発表、パトリオット部隊とTHAAD部隊も
米国防総省は11日、サウジアラビアへの米兵3000人の増派と軍備の追加配備を発表した。
イランの関与が疑われている先月14日のサウジ石油施設攻撃を受け、サウジの防衛を強化することが目的。
国防総省は声明で、マーク・エスパー国防長官が地対空ミサイル「パトリオット」2基と地上配備型ミサイル迎撃システム「高高度防衛ミサイルTHAAD」1基、戦闘機部隊2個、航空遠征航空団1個の配備を承認したと発表。
エスパー長官は後の記者会見で、増派は「同地域で続く脅威」に対抗する措置であり、サウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子と行った「イランのさらなる侵略行為からの防衛のための取り組み」に関する協議を受け決定されたと説明した。
アメリカはシリアから撤退しても、石油利権の有るサウジには大っぴらに増援を派遣する。
サウジアラビアはアメリカにとって、10兆円単位でアメリカ製兵器を購入してくれる大口顧客だ。
トランプ大統領はトルコを牽制しつつも黙認するが、トルコとロシアが更に行動を拡大することは許さないという意思表示と思われる。
アメリカがイラン核合意より離脱してから、状況は悪化の一途をたどっているようだ。
互いに利用したり裏切ったりの行為の結果、新たな火種が飛び火して、大国が巻き込まれていく。
日本も対岸の火事では済まされなくなっていくだろう。
いずれにしても、平和には程遠いことばかりだ…
続きは動画の中で・・・