【OZZ―5】防衛省が「水中防衛」新技術の研究開発を加速【日本を守る】
防衛省は尖閣諸島や沿岸の警備に対応するため、水中飛行ロボット(ドローン)や無人潜水機の研究を加速する。
2020年度概算要求で、小型の自律型無人潜水機(UUV)導入費用で約76億円、機雷捜索用水中無人機「OZZ―5」の整備費用で約15億円を盛り込んだ。
沿岸域における海中サウンドスケープ観測システムも、全国水産技術者協会に委託して研究を始める。
小型UUVは海上自衛隊員の生命安全を確保するため、遠隔管制により目標海域に進出し、その場で機雷敷設などで相手方艦艇を阻止する能力を持つことを想定している。
基数は2基を予定。
相手艦間近で有人潜水艦によって機雷を敷設する作業は危険度が高いが、無人機の利用により安全確保を図る。
相手艦を見つけるまではゆっくりと航走し、相手艦を見つけたら速度を上げるなどの制御技術が必要になる。
機雷捜索用水中無人機は海上自衛隊の護衛艦に搭載し、目標海域に到達してから海中におろし、水中を航走しつつレーダーやソナーで相手艦の敷設機雷を発見する。
発見機雷の排除や管制システムの研究も進める予定だ。
水中ドローン研究は、三菱重工業やIHI、三井E&S造船などが行っている。
三菱重工は伸縮アンテナでカメラ撮影し、計画ルートを自動航行できるドローンを開発済み。
機雷関係は石川製作所が高い技術力を持つ。
広大な海洋面積を持つ日本にとっては重要な研究分野である。
概算要求で予算がついたということは、ATLAやJAMSTECでの研究成果が評価されたことと思われる。
ドローン利用の水中防衛は、他国も同様に研究している。
日本を守る“水中防衛“の技術革新!
海洋国家の日本は、人的被害のない無人機の配備で海上における接近阻止ができれば、大きな抑止力になるだろう。
大いに期待したい…
続きは動画の中で・・・